平成31年一泊例会計画
 
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平成31年一泊例会計画
 初夏の九重を楽しむ旅  

さあ皆さん。5月の例会はお待ちかねの一泊例会です。 今年の一泊旅行は、3月にお知らせした「一泊例会の計画」でご存知のとおり、初夏の九重を楽しむ旅です。

やまぼうしの会らしく、旅程の最初でちょっとした山登りを計画しています。下山後は二日間、周辺の観光やショッピングを楽しみます。5月といえば 暑くもなし、寒くもなしの時節、快適な旅になることでしょう。

3月に読んでいただいた、「一泊例会の計画」とは基本的に内容を変えていませんが、お願いしたいことなども記載しておりますので、忘れず、目をとおしておいて下さい。  

期日 5月25日(土)〜26日(日) (雨天決行)
ただし、台風など旅程の障害が懸念される時は、早めに中止を決定することがあります。(旅館のキャンセル料発生のため)
目的地
大分県玖珠郡九重町(ここのえまち)
一目山登山と周辺観光
宿泊場所
国民宿舎 久住高原荘 TEL (00974)-76-1211
  大分県竹田市久住町久住4031
  久住高原荘の公式ホームページは、こちらから、どうぞ
集合
直方市・田丸さん宅 5月25日(土) 7:45am 
8時には出発したいと思いますので、時間厳守をお願いします。
行程 (時刻は概略の見込みを示しています)

〔1日目〕
田丸さん宅 → 八幡IC(九州自動車道・大分自動車道経由)→ 九重IC
→ 一目山登山口 → 登山開始12:30 → 一目山山頂・昼食(13:10〜13:40)
→ 一目山登山口 → 八丁原地熱発電所見学(14:45〜15:45)
→ 小松地獄(〜16:30) → 久住高原荘(泊)17:00

〔2日目〕
朝食 → 宿舎出発 9:00 → 九重やまなみ牧場(9:45〜10:45)
→ くじゅう野の花の郷・昼食(11:00〜12:45)
→ 九重“夢”大吊橋( 〜14:00) → 九重IC
→ 八幡IC → 直方・田丸さん宅帰着17:00ころ
参加費
14,000円
1日目昼食・夕食・2日目朝食・昼食、乾杯用のビール、交通費を含みます。
道中での飲み物は各自で準備してください。
宿での酒類の費用は飲まれる方で、別途支払い(原則、ワリカン)とします。
 
参加者確定について
申し込み期限 4月30日(月) 
一次集約で参加申し込みをされた方も、最終の意志確認のため、上記の期限までに、参加の連絡を必ず担当役員までして ください。

もし、やむを得ない事情で参加できなくなった場合、ただちに担当役員まで連絡してください。当然のことながら、 宿の予約との関連があります。連絡をいただいた時期によっては、キャンセル料の問題が発生するかもしれません。 この辺の事情を理解いただき、早急な連絡をお願いします。

一次集約で不参加とされた方で、参加を希望される方は、早急に担当役員に連絡してください。今年もマイクロバスを予約していますので、 座席に余裕があります。参加を歓迎します。ただし、宿の空室の状況によっては、お受けできないことがあるかもしれません。
持ってくるものなど
寝まき類(宿にもありますが)、洗面道具、着替え、参加費、そのほか一泊の旅に必要なもの。
山登りのための支度。1時間足らずで登れる山ですが、山頂が近づくほど、急坂になります。登山靴やストックを準備してください。飲み物、帽子、タオルなどを 忘れないでください。

平成31年 一泊旅行全体図  

〔一日目〕 一目山登山とたくましい地球の息吹にふれる  

一日目 旅行全体図  
(1)一目山登山(1287m)

田丸さん宅にレンタカーが到着次第、みんなが乗り込んですぐ出発します。まず例年どおり、イオンで昼食の弁当を調達してから、車は九州自動車道から大分自動車道を走り、九重ICをめざします。

車が走り始めると、顔合わせのあいさつから1日目の旅の説明へと進んでいきます。この辺まで来ると、例の虫が騒ぎ始めて、あちこちから「プシュッ」という気持ちのいい音が聞こえてくることでしょう。日ごろは味わうことのできない、皆さんのお楽しみですから、ご自由に、ということですが、後に山登りが控えています。 各自で自己規制をしながら、にぎやかなおしゃべりも交えながらの、車の旅を楽しみましょう。途中でトイレ休憩も入れながら、車は九重ICに向けて快調に走ります。

九重ICを下りると、一目山の登山口に向かって、南へ南へと走ります。途中で、今回の我々の旅での訪問先のすぐ近くを通りますが、まずは横目で見るだけ。登山口の近くでトイレ休憩もすませ、県道沿いにある駐車スポットに到着です。 時刻は12時を少し過ぎているでしょう。手早く山登りの支度をととのえ、一目山山頂を目指して出発します。昼食はちょっと我慢して、山頂でのお楽しみに残しておきましょう。

駐車場から歩いて直ぐ、県道ぞいに登山口があります。最初は車道でそれを200mばかり進んだところが実質上の登山口で、山道が始まります。正面には何ひとつさえぎるものもなく、一目山の山頂がはっきりと見えます。 草原の中を山頂まで一気に登っていく登山道も。足元は草原らしくおおむね歩きやすい道ですが、勾配は山頂が近づくほどに、急になっていきます。距離的には短い登山ですが、感覚的にはきつく感じることでしょう。 まわりの景色を眺めながらの休憩を入れながら登って行きましょう。山頂のすぐ近くでは、わずかな距離ですが、大小の岩のむきだしている道に替わります。ここをクリアすると山頂です。登り始めて、40分くらいたっているでしょうか。

一目山の山頂は、岩場の上にあります。そんな中で座りやすい場所を選んで、おまちかねの昼食にしましょう。眼下にはすばらしい風景がひろがっています。今登ってきた駐車場から山頂への道。その向こうには、これから訪問する八丁原地熱発電所から、もうもうと吹き上がる蒸気。 後ろ側を見下ろせば、この後下っていく草原の急な下りや、駐車場へと続く車道が眺められます。さらに遠くには九重連山の山なみ、視界がよければ阿蘇五岳が望めるかもしれません。こんな景色を眺めながらの昼食です。いつも以上においしく感じることは、うけ合いです。

いつもの例会より少し昼食時間が短いかもしれませんが、後の予定が控えています。下山を開始しましょう。下山は登って来た道とは別ルートです。山頂の反対側から下ります。相当急勾配の下りですが、草原の中の道です。それほど苦しめられることはないと思います。 20分くらいすると車道に出ることでしょう。ここで左に進めばみそこぶし(1200m)への登山道です。多くの登山者は一目山からみそこぶし、さらには涌蓋山(1500m)へと縦走されるようですが、残念ながら私たちには時間が足りません。右に折れて登り始めた駐車場に向かうことにします。 多少のアップダウンはありますが、車道ですから、おしゃべりを楽しみながら歩きましょう。山頂を出発してから、40分もすれば駐車場に帰り着くことでしょう。

一目山登山の標高推移図
県道沿いの駐車帯、ここで登山支度 登山口、最初は少し車道歩きです ここから山道、正面に山頂が見える
山道は見た感じより歩きやすい 山頂が近づくほど急な上り坂に 大小の岩が目立つ山頂のすぐ下
がんばったぁー、山頂でーす 岩だらけの一目山の山頂 山頂から登って来た方の眺め
下山は別ルート、遠くに車道が見え 車道まで下りる、奥がミソコブシ側 駐車場まで車道をぶらぶら戻ります
  
(2)八丁原地熱発電所

一目山の登山口まで帰ってきたらさっそく、山登りの格好から旅行姿に戻り、次の目的地に向かいましょう。九州電力の八丁原地熱発電所です。一目山の登山口に近づく 直前に、左手の大きなコンクリートの建物群から蒸気が吹き上げているのが見えましたよね。

九州電力の地熱発電所は、昭和42年に大岳発電所が稼動を開始し、その10年後には八丁原地熱発電所が稼動スタートしました。八丁原地熱発電所は地熱発電所として、 わが国最大の発電能力を持っています。発電所内に運転員は配置されておらず、大岳発電所から24時間、運転監視されています。

地熱発電は、地下の岩盤の中に閉じ込められ、マグマの熱で高い温度になっている地下水(熱水と蒸気の混合状態)を、気水分離器で蒸気と熱水に分離し、この蒸気で 蒸気タービンとそれに直結された発電機を1分間に3600回転させ、発電するものです。気水分離器で分離された熱水はフラッシャーを経由して、還元井でふたたび 地中奥深くに戻されます。
このように地熱発電は、エネルギー源として石油やLNGが不要であり、太陽光発電や風力発電と並んで、環境にやさしいクリーンな発電方式です。

併設されている八丁原発電所展示館では、スタッフの方による発電所・展示館見学ツアー(約60分)が行われていますので、案内をお願いすることにします。地熱発電とは どんなものか、映像と現場見学で実感していきましょう。


地熱発電のしくみ  
   八丁原発電所展示館 熱水と蒸気が混じった流体が、写真奥から手前側に送られてきます 気水分離器で分離された蒸気は、フラッシャーを経由して発電機建屋へ
     蒸気タービン・発電機 もうもうと蒸気を吹き上げる冷却塔 フラッシャーで蒸気を取った残りの水は還元井で地中奥深くに戻されます
「地熱発電のしくみ」は九州電力潟zームページから、
「蒸気タービン・発電機の写真」は、八丁原地熱発電所パンフレットから、引用させていただきました。
  
(3)小松地獄

小松地獄は、八丁原地熱発電所のすぐ近くにあります。周辺は遊歩道として整備されていますので、立ち寄っていきましょう。大自然の中であちこちから吹き上げる蒸気や、ぼこぼこと地面から噴出する熱泥は、大地のエネルギーのすさまじさを感じさせてくれます。 加えて、茶色く岩肌にこびりついた蒸気の堆積物、たちこめる硫黄の匂い。まさに地獄のような雰囲気をかもしだしています。

遊歩道は20分もあればゆっくりと一周できます。ただし、遊歩道の外は大変危険ですから、身を乗り出さないでください。
小松地獄へはここから入ります 吹き上がる蒸気を目指し歩く 遊歩道もしっかり整備されています
ぶくぶくと泡を吹く熱泥 この熱湯につければゆで卵ができる その案内板です
  
(4)久住高原荘での夜の宴を楽しく

一日目の旅も終わりました。今宵の宿に急ぐことにしましょう。瀬の本高原を過ぎ、竹田市に入って間もないところにある国民宿舎「久住高原荘」です。 宿の北側には九重連山、南側には久住高原が広がり、祖母山系や阿蘇五岳が望めるロケーションにあります。

なにはともあれ、まずはお風呂に向かいましょう。宿のホームページに天然温泉の国民宿舎とあるとおり、久住山中に自然に湧き出た源泉を引いてきた赤川温泉の宿です。 泉質は硫黄泉。神経痛、打ち身、冷え性などに効能があるそうですが、そんなことはともかく、湯船にゆっくり浸かって、1日の疲れと汗をきれいさっぱり洗い流しましょう。

お風呂からあがって気分もすっきりしたところで、おまちかねの夕食です。すっかり恒例になりましたが、今年も宴会コースを準備しました。もちろん、カラオケ付きの別室での宴会です。 いつものように、食べて、飲んで、しゃべって、笑って、歌って、踊って、楽しいひとときを過ごしましょう。いつまで宴は続くでしょうか。 お開きになった後も、たぶん部屋での二次会ということになるでしょう。かくするうちに、九重の夜は更けていきます。

参考までに、宿泊に関してのご案内です。部屋の布団敷きは宿泊客がすることになっています。大浴場の使用時間は、6時から23時まで。売店は20時30分まで開いています。 朝食は7時から可能です。
お世話になる九重高原荘の外観 この部屋に3名ずつ泊まります 部屋から眺める雄大な久住高原
夕食の料理はこんな感じです 宴会もこれと同程度のメニューです この宴会場で楽しいひとときを
朝食もおいしい料理がならびます 宿の周りには散歩スポットもあります 久住を歌った野口雨情の歌碑も
  

〔二日目〕  九重町の観光スポットを訪ねながら、車は北へ  

二日目 旅行全体図  
(1)国立公園九重 やまなみ牧場

2日目の旅が始まります。皆さん、体調はいかがですか?昨夜のアルコールは残っていませんか?宿の出発は9時を予定しています。それまでに朝食はもちろん、ご希望の方は朝風呂を楽しんでください。 宿の南側はちょっとした散歩コースになっていますから、早起きの方は、久住高原の朝のすがすがしい空気を胸いっぱいに吸うのもいいですね。

まず向かうのは、やまなみハイウエイを北に走り、飯田高原にある国立公園九重 やまなみ牧場です。そこで皆さん全員に、バター作りの体験をしていただきます。 牛乳や生クリームの中の脂肪はたんぱく質の薄い膜に守られて存在しているそうです。そんな牛乳と生クリームをペットボトルに少し入れ、キャップをしっかりしてから、上下でも斜めでも、激しく振ります。 この振動でたんぱく質の膜が破れて、少しずつ脂肪分が分離してきます。体力勝負です。腕が疲れてくるでしょう。がんばりましょう。ペットボトルの中身の色が、白色から黄色、そして透明に変化したらバターの出来上がりです。 ペットボトルを振る時間は10分くらいでしょうか。出来上がったピンポン玉くらいの大きさのバターは係員の方が、ペットボトルから取り出し、容器に入れてくださいます。自宅に持ち帰って思い思いに味わってください。

バター作りが終わったら出発予定時間まで、買い物のできる売店もありますので、牧場らしい肉製品や乳製品などをおみやげにいかがですか。
昨年の下見のときには、建物の外に出てカモのえさやりをしましたが、今年から施設がリニューアルされて、建物の外は有料ゾーンになるようです。となると、旅行の予算的にえさやりなど動物とのふれあいはむずかしいですね。
やまなみ牧場の建物外観 九重の山なみをバックに広い牧場 牧場らしい商品がならぶ売店
ペットボトルの中の牛乳をバターに 一生懸命ペットボトルを振っています できあがったバターはこの容器に
カモにえさをやっています 騒ぎながらえさをついばむカモたち 羊たちもゆっくり食事中でした
  
(2)くじゅう野の花の郷
  

続いて向かうのは、やまなみ牧場から車で10分たらず、同じ飯田高原にある「くじゅう野の花の郷」です。その名前から推測できるとおり、くじゅうの四季折々の山野草を気軽に楽しめる野草園です。 またお食事どころでもありますから、ここで昼食ということにしましょう。上の案内図をごらんください。

昼にはちょっと早いので、まず野草園へ。お店の裏がちょっとした山で、ここが野草園になっています。お店の方に案内していただきながら、かわいくてきれいな九重の初夏の野の花を見て、やさしくふれて、九重の初夏を実感してください。 ただ小さいとはいえ、山は山です。急な上りや下りもあります。ゆっくり野草を楽しみながら歩けば、と思っています。咲いている花の数などで変わりますが、30分かそこらで回れるのではないでしょうか。

ちょっとした山歩きもして、お腹もすいてきましたね。お店に戻って昼食にしましょう。こちらでは地元の、それも旬の素材を使った、身体にやさしい食事をいただくことができます。
この店の1番人気のメニュー、九重夢ポークまんぷく御膳を、みんなでいただくことにしたいと思います。
この料理のメインのひとつは、九重の大自然の中で育ったブランド豚、SPF豚、「九重夢ポーク」です。ではSPF豚とは何?日本SPF豚協会が定めた防疫基準をクリアし、SPF豚農場として認定された農場の中で飼育された健康豚のみをSPF豚といいます。病気治療のための薬剤残留の心配がありませんし、その生育環境の効果で、肉に臭みがなく、肉質がキメが細かく柔らかいのが特徴です。まあその辺は皆さんの舌で判定してください。
さてこの豚肉をどのように料理していただけるでしょうか。下見のときは野菜の上にスライスした肉を乗せた、蒸し料理でしたが。はたして旅本番のときには?
もうひとつの柱は、旬の山菜のてんぷらです。その季節に採れた山菜を使うわけですから、なにが食卓に上るやら、その日にならないとわかりませんね。
いずれにしろ、この料理全般にわたる食材などの説明は、そのときにしていただけるようです。

おいしい料理を堪能したら、次の目的地、九重“夢”大吊橋に向けて出発まで、思い思いに買い物などを楽しんでください。売店には九重の特産品などバラエティの富んだ品物がならんでいます。また別棟に野草などを販売する店もあります。 興味のある方は、ぶらりと見てまわるのもいいでしょう。ただし、野草は栽培環境が合わないとうまく生育しない場合がありますので、もし買う場合、お店の方とよく相談してください。
くじゅう野の花の郷の建物 野草園の案内看板です 園内ののんびり歩ける散歩道です
やはり山ですからこんな上りも 群生のカタクリが咲いていました ここで昼食をいただきます
九重夢ポークを使った料理です 気にいったものがあれば買い物を 敷地内に野草の販売店もあります
  
(3)九重“夢”大吊橋
  

2012年に完成した九重“夢”大吊橋は、歩道部分の長さが390m、水面からの高さは173mで、歩行者専用橋としては日本一の高さを誇っています。まさに天空の散歩道といっていいでしょう。さっそくブラリ散歩といきましょう。高所恐怖症の方にはちょっと厳しいかも。

すぐ目の前には、日本の滝百選にも選ばれている震動の滝・雄滝や雌滝が流れ落ち、真下に目を移すと、筑後川の源流域なす鳴子川渓谷の原生林が広がっています。遠くには三俣山など九重の山なみが連なっています。どこを眺めても、天空の散歩道にふさわしい絶景です。ゆっくりと歩いて、存分に楽しんでください。

散歩を終わったら、おみやげを買いたらない方は売店「天空館」で最後のショッピング。そして必ずお手洗いを忘れずに、マイクロバスに戻りましょう。来たときとは逆周りに、九重ICから八幡ICまで走ります。直方に帰り着くのは17時ころでしょうか。
売店や案内所が入っている建物 吊橋を正面から眺める 展望所から見た九重夢大吊橋
眼下に広がる鳴子川渓谷の原生林 橋の下を鳴子川が流れています 日本の滝百選、震動の滝も見える
景色を楽しみながら橋を往復 こちらの滝は雌滝です この旅ラストの買物スポットです
  
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