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御所ケ岳集合写真
御所ケ岳登山(247m)
・日時 平成31年 3月17日
・参加者 16名
(うち障がい者4名、子ども0名)
・天候 晴れ
・コース 福智町赤池支所(8:50) → 御所ケ岳住吉池公園駐車場(9:25) →
登山口(10:20) → 御所ケ岳山頂・昼食(12:10〜13:00) →
登山口(14:00) →  御所ケ岳住吉池公園駐車場(14:20) →
福智山ろく花公園 匂い桜「春めき」 植樹式(15:45〜16:00) →  解散
今年の冬は暖冬ということで、とうとう雪らしい雪も降りませんでした。それでも冬が終わり、そろそろ春を迎えるとなると、毎年のことながら、 心躍るものがあります。そんな中での、今年最初の山登りです。朝方は曇り空でしたが、われわれが現地に着く前には青空になっていました。それほど寒くもないし、 幸先のいい滑り出しです。

年初の例会ということで、何はさておき恒例の安全祈願です。駐車場すぐ横の住吉神社の神前で全員が頭をたれ、今年1年の例会の安全をお願いしました。

御所ケ岳を訪れるのは平成22年以来、そのときも3月でしたから、ちょうど9年ぶりということになります。そのとき登った現会員は5名で、会として見ると初めて登る 山に近いといえるでしょう。

まずは登山口まで舗装された緩やかな上りを歩きます。ちょうどいいウォーミングアップになりました。楽な分、おしゃべりの方はすぐに全開になっていましたが。 15分くらい進んで登山口に着きました。ここから山道です。

山道に入ってからすぐに、県の天然記念物に指定されているというヒモヅルに触れて実感。少し歩くと、国史跡の御所ヶ谷神籠石があります。その石積みの前に立ち、威容に 圧倒される思いでした。なんでも1300年前に積み上げられたとか。機械らしい機械もない時代、こんな巨大な石で石垣を作りあげた、当時の人々の知恵の凄さに感服する ひとときでした。

まあ、ここまでは観光ツアー気分でしたね。ここからが登山本番です。景行神社へ向かう道は、急坂に加え段差が大きいところもある。花崗岩が風化して表面が砂利状に なり滑りやすい。いきなりの試練でアゴを出しました。しかしいってみればこれは前奏曲。苦しい上りは、この後にも控えていました。景行天皇を祀るにしては少々寂しい 景行神社で手を合わせ、その背後の古代の山城の跡とされる礎石に座り込んで、配られた飴をなめながら、ちょっと休憩。

さあ出発。しばらくは緩やかな上り下り。いったん下って登り返します。ここから尾根道までがきつかった。油断すると後ろにひっくり返りそうな急登。狭い道。滑りやすい 大きな段差にもてこずる。大きな岩の横の狭い隙間を抜ける。そんなこんなで、ゆっくりゆっくり前に進みます、というか、スローペースでしか歩けません。振り返って みれば、今日のルートでは一番息があがる区間だったと思います。尾根筋にやっとたどり着いたとき、登り始めて1時間20分がたっていました。ここでひと休み。

ここから山頂までは尾根歩きです。普通なら鼻歌でも歌いながら歩けるような道のはずです。しかし、この山の尾根道はひと筋縄ではいかなかった。アップダウンが これでもかとばかりに続く。それも、それなりの高低差がある。救いは歩きやすいところが増えたこと。それでも急坂や大きな段差は、やはりある。山頂近くでは、大きな岩が道全体を ふさいでいました。抜け道はない。ストックを手放し、四つんばいになって、岩を乗り越える一幕もありました。山頂が遠い。上り坂にかかるたびに、今度こそはと願うが、空振りの連続。 かくするうちにやっと山頂に着きました。時刻は12時10分。登り始めてほぼ2時間での山頂到着です。ふう、くたびれた ・・・・

山頂は明るい春の日差しに包まれていました。ただ、ちょっと風が冷たい。さっそく、中華スープ作りが始まります。みんなも犀川の街並みを眺めながら、弁当箱を 広げます。疲れた身体にごはんがおいしい。どっかで「麦のジュース」の缶をあける、プシュッが聞こえる。こっちもおいしそう。食後のコーヒーも楽しんでゆっくり したいところです。しかし、今日は下山後、福智山ろく花公園で、20周年記念の植樹式の予定があります。いつもより早めに昼食時間を切り上げて、13時ころに下山を 始めました。

下山は別ルートを下ります。この道がまた難物でした。身体がきついという意味では、上りの尾根筋に出るまでの急坂が一番ですが、神経を使わないといけないという 意味では、こちらの道が一番です。下手をしたら、ケガに結びつきかねない。なにしろ坂が急な上に、大きな段差がいくつもある。尻を落として両手で支えながら下りた 方がいいような。ガイドする方も、される方も、足は疲れる、口も疲れる。ときどき緩やかな道になってひといき、つく。こんな下りが登山口まで続きました。しかし、 休憩もせずに下りたこともあって、下り始めてほぼ1時間で登山口到着です。予想よりずいぶん早かった。

駐車場から赤池まで全員が戻り、今度は車を連ねて、福智山ろく花公園に向かいます。20周年記念の匂い桜「春めき」の植樹式が待っています。

今月の例会には、今年20周年を迎える「やまぼうしの会」を紹介したいということで、朝日新聞筑豊支局から取材に来られました。3月18日の筑豊版に記事が 掲載されましたので、コピーを下に載せます。

御所ケ岳集合写真
なにはともあれ準備体操から 神社への階段で足慣らしです 新聞社の撮影を横目に登山口へ
巨大さに圧倒された神籠石の遺跡 景行神社への急坂を息をきらして 山城跡の礎石に座りこみひと休み
ゆっくり登ろう、奥の院手前の急登 やっと尾根道に着き笑顔がもれる アップダウンが続く尾根道でした
道をふさぐ大岩を乗り越え進む 思わずにっこり、山頂到着です さっそく中華スープ作りを始める
日差しも暖かく喉に染み渡るなあ 両手で支え大きな段差を少しずつ 一歩ずつ足元を確かめ慎重に下る
頑張れ、急な下りはまだ続くぞ ここで苦しい山道も終わりです 住吉池の木道を気持ちよく歩く
「やまぼうしの会」創立20周年記念 匂い桜「春めき」植樹式
福智山ろく花公園に着くと、われわれが4年前に苗木を植えた匂い桜「春めき」との再会に向かいました。枝いっぱいに淡いピンク色の花を咲かせていました。まさに、満開。 最高のタイミングでの再会となりました。正直なところ、咲き始めの日から考えて、散りはじめているのでは、と心配していたのですが。

みなさん、ほのかな花の香りを存分に感じることができましたか。桜餅のような香り、なんて声も聞こえましたね。まあ、どんなに感じられるかは、人それぞれで いいでしょう。嗅覚の衰えた私には鼻先に花びらを押し付けても、何も感じられませんでした。残念至極。

20周年記念として新しく植えた苗木には、視覚障害者の方、4人に水やりをしてもらって、植樹式としました。今回植えたこの5本の苗木たちは、4年前に植えた苗木に 負けず劣らず、すくすくと、たくましく育ってくれることでしょう。来年以降、また桜の咲くころに会うのが楽しみです。

御所ケ岳集合写真
満開の「春めき」どんな香りですか 大きく育てと祈りながらの水やり 来年又来るよ花が少しでも咲くかな
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