2024年バスハイク計画 天山登山と周辺観光
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さあ皆さん。久しぶりのマイクロバスでの旅のご案内です。6月の関の山登山のときに概略はご説明しましたが、今回は一泊旅行ではなく、佐賀県小城市を訪ねる日帰りのバスハイクです。
やまぼうしの会は、なんといっても山登りが中心の会です。バスハイクの最初にまず、標高1046mの天山山頂を目指しましょう。標高は福智山より高い山ですが、山頂に近いところから登りますから、1時間足らずで山頂に着くでしょう。
山頂で昼食と周囲の眺めを楽しんだ後、すぐ下山して小城市内の観光していきましょう。向かう先は、村岡総本舗 羊羹資料館と清水の滝です。甘い羊羹の接待と大自然のたくましさが私たちを待っています。くわしいことは、後の方で説明しています。
その日は、猛暑の夏もさすがに通り過ぎ、秋の涼やかな風が優しく頬を触れていくことでしょう。秋の1日をみんなでワイワイ騒ぎながら楽しみましょう。多くの方の参加をお待ちしています。
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期日
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10月20日(日) (雨天決行)
ただし、台風などのため、バスハイク実施の上での障害が懸念される時は、早めに中止を決定することがあります。
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目的地
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佐賀県小城市
天山登山と周辺観光
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集合
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直方・国土交通省下駐車場 7:15 7時30分には出発したいと思います。当日のスケジュールの関係で、早朝の出発になりますが、時間厳守をお願いします。
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行程 (時刻は概略の見込みを示しています)
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直方・国土交通省下駐車場 7:30 →
八幡IC(九州自動車道・長崎自動車道) → 基山SA(弁当購入、トイレ)→
多久IC →(厳木・多久有料道路) → 牧瀬IC → 天川駐車場 →
登山開始 10:35 → 天山山頂・昼食11:25〜12:00)→
天川駐車場 12:30 → 道の駅厳木 →
村岡総本舗(14:15〜15:00)→
清水の滝(15:10〜16:20) → 小城スマートIC →
八幡IC → 直方・国土交通省下駐車場 18:00
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参加費
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1,500円
昼食代、交通費を含みます。
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参加申し込みについて
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申し込み期限 10月 7日(月)
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会員の皆さんから担当役員に連絡をお願いします。
当日までに連絡のない方は不参加とみなし、こちらから確認はしません。
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持ってくるものなど |
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天山登山は、山頂は近いですが、歩きにくい急な登山道が続きます。万一の事故防止のため、登山靴やストックを忘れないでください。
昼食の弁当は、基山SAでお好きなものを買っていただくように考えています。行程中の物も含めて飲み物はご自分で準備してください。帽子、タオルなどもお忘れなく。
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来年の例会計画の提案についてのお願い |
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すでにホームページに掲載しましたので、読まれた方も多いと思いますが、今年のような猛暑が来年以降も続くことが予想されるため、7月から9月は例会は行わないこととしました。これによる例会の回数減少を1回におさえるため、来年から総会を1月に行うことも合わせて決めました。このため、年末か新年早々には年間計画を決定する必要があります。
もちろん、役員全員が中心となって内容を考えていきます。ただ、みんな年を取ったせいで、脚力・体力が落ちてきており、負荷の低い山を選ぶ必要があります。ということで、一般会員の皆さんにも、この山なら登れそうだという山を、できればお一人三つくらい、10・11月の例会で提案して頂きたいと思います。もちろん、会の例会で登ったことのない山でもいいですよ。
提案は、お手元にあるメモ用紙に、走り書きで結構ですので、山名を書いて提出してください。記入いただいた山の情報など、お尋ねすることがあるかもしれませんので、お名前も記入してくださるようお願いします。
これまでに例会で登った山については、こちらに各々の例会予定と例会実績を掲載していますので、参考にしていただければと思います。
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計画内容の説明
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(1)天山登山(1046m) |
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厳木・多久有料道路を牧瀬ICで下りて、県道を北東に向かって走ること約30分。天山山頂の北側にある天川駐車場に着くのは、10時30分ころでしょうか。この駐車場が、天山・天川ルートの登山口です。ここで登山装備を身に着け、山頂を目指しましょう。トイレもありますから、お忘れなく。
登山口から山頂までは約800m、標高差が約150mです。距離は短いけれど、ほぼ同じ上り勾配の登山道が山頂まで続きます。単純計算でいえば10mで2m登ることになります。こんな道が800mほど続くとなると、やはりちょっとキツイかな。
ただ、もっと大変なのは登山道の状態です。もちろん、歩きやすく気持ちのいい道もありますが、下の写真のように大小の岩がむき出しの厳しい箇所もあります。特にガレ場の浮石には注意が必要です。下見を行っていないので、こんな登山道がどれだけ続くか分かりませんが、多くを占めると思っていた方がいいでしょう。もちろん、登山靴を履くことは、絶対ですよ。
少々脅かしたようですが、健脚の人なら20分あれば登れる短い山道です。私たちの予定では50分としていますので、まわりの風景も楽しみながら、ゆっくり登っていきましょう。
山頂は360度、遮るものとてない広い草原です。山頂からの眺めはまさに天空のパノラマといったところでしょう。天気が良ければ雲仙岳などが見えるかもしれません。四方に展望所があり、案内図もありますので、どこまで見えるか目をこらしてみましょう。
おっと、山頂に着いたらまず集合写真におさまって、昼食ですね。途中で買った自分好みの弁当を開きましょう。まわりの風景も極上の副食となって、いつも以上においしい昼食となることでしょう。
ところで、天山山頂には山頂とは場違いなものがあります。南北朝時代の肥後の武将、阿蘇惟直(これなお)の墓碑です。1336年、建武の新政に離反し九州に下った足利尊氏と、阿蘇惟直は同志とともに多々良浜(福岡市東区)戦うが大敗。小城に逃げたが味方の裏切りに合い、「亡骸は阿蘇の煙が見えるところに・・・」と言い残して自刃しました。これを聞いた住民たちが天山山頂に墓碑を建てたそうです。ただし、現在残る墓碑は大正13年に建立されたとのことです。700年の時の流れに思いをはせるのもいいでしょう。
無骨な話になってしまいました。話題を変えましょう。天山の山頂一帯は佐賀県立自然公園として管理されています。天山は「花の山」とも呼ばれているようです。紫、赤、白、黄、等々。山頂広場にも、花たちは密やかに、しかし凛として咲いていることでしょう。探してみてください。
時刻は12時ころになったでしょうか。後の予定が控えています。そろそろ下山を始めましょう。上りと同じように、ガレ場には特に注意しながら。天川駐車場に着いたらすぐに、登山姿から街歩き姿に変身し、マイクロバスに乗り、来た道を折り返します。
次の訪問先は、村岡総本舗 羊羹資料館ですが、時間があればちょっと寄り道。牧瀬IC近くにある道の駅厳木「風のふるさと館」でお土産など買うなどいかがですか。まあ、お土産はこれから行く羊羹資料館でも買えますが。その辺のことは、当日、みんなで相談しながら決めていきましょう。
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登山口となる大きな天川駐車場 |
さあ、山頂を目指し出発です |
こんな悪路も注意してゆっくりと |
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山道は四方に開けた草原です |
立派な案内板もある展望所 |
肥後の武将阿蘇惟直の墓碑です |
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写真は、小城観光協会のOGI NAVIおよびYAMAPから使わせていただきました。
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(2)村岡総本舗 羊羹資料館 |
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小城市は人口が5万人ほどの小さな市です。しかし、そんな市なのに、羊羹を製造販売する店がなんと20数軒あるそうです。その始祖となったのが、明治32年(1899年)創業の村岡総本舗です。
昭和16年に建築された村岡総本舗の砂糖倉庫は、国登録有形文化財に指定されており、昭和59年から羊羹資料館として使われています。また平成17年には、左隣の村岡総本舗本店とともに、「22世紀に残す佐賀県遺産」となり、名実ともに羊羹の本場、小城市のランドマークとなっています。
資料館の内部は一階が休憩室、二階が展示室となっています。展示室は、羊羹の製法や歴史をビデオ・パネル・写真などで紹介するとともに、時代とともに変わってきた道具、砂糖、豆、寒天などの原材料や包装・レッテルなどの展示品が並び、羊羹の歴史と文化が集められています。
また一階の休憩室では、昔ながらの製法の、砂糖のシャリ感がある「小城羊羹・特製切り羊羹」と抹茶が無料で試食させていただけます。この後、清水の滝の上り道が待っています。ゆっくり身体を休めていきましょう。もちろん、お土産として羊羹なども買うこともできますから、そちらも楽しんでください。
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村岡総本舗本店と羊羹資料館 |
羊羹資料館の展示室です |
昔使っていた羊羹作りの道具も |
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(3)清水の滝 |
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さあ最後の目的地、清水の滝に向かいましょう。清水の滝は村岡総本舗のすぐ近くにあり、車を10分足らず走らせれば、大きな駐車場に着きます。公衆トイレもあります。一帯は鯉料理屋が多く建ち並ぶ地域で、そこから滝を目指して歩くことになります。
その一番奥の鯉料理屋のすぐ脇が滝へ続く道の入口であり、この道は滝のすぐ近くにある清水観音宝地院への参道でもあります。すぐに仁王門があり、一対の仁王様が我々を迎えてくれます。ここから清水観音まで水平距離が約300m、標高差が約50mの上り道になります。階段や石畳の道が続きますから、ゆっくり登っていきましょう。
参道の両脇には、多くの仏像やお堂、祠などがいろいろとあり、狭い川の中の大きな岩に摩崖仏が刻まれていたりもします。推定樹齢500年の杉の巨木に圧倒されたり・・・・。かと思うと、鯉の供養塔や小さな太鼓橋もあって、厳かな雰囲気の中で、いろいろな変化を楽しめる参道です。
15分くらい参道を歩くでしょうか、やがて、天台宗清水観音宝地院に到着します。宝地院は西暦803年に創建されましたが、1409年に戦火に巻き込まれ観音堂などを失いました。しかし、1627年、佐賀藩初代藩主・鍋島勝茂によって再建され、築400年近い立派な本堂が今でも残っています。
お寺の名前が京都の清水寺に似ていることからの発想でしょう。本堂横には、「清水の舞台」があります。本場、清水寺の清水の舞台からの眺めは、その高さを感じただけで、眺めの記憶はありませんが、こちらの清水の舞台からは、雄大な佐賀平野が一望でき、心がやすらぎそうです。また2021年には「こいの鐘」というかわいらしい鐘が一角に吊り下げられました。「鯉」と「恋」にかけたものでしょう。この鐘を鳴らすと、恋はきっと成就することでしょう。
本堂横からちょっと長い階段を降りると、今回のバスハイクのオオトリ、清水の滝の登場です。全国名水百選に選ばれた清水川の上流にある滝です。その清流が落差75m、幅13mで崖を垂直に落ちてくるさま豪快であり、「玉すだれの滝」の別名を納得させる玉すだれの美しさも感じさせてくれます。しばし、その水しぶきやマイナスイオンの中で身を清めていきましょう。滝の横には、大病を患った主君鍋島宗教の病気平癒を祈願するため、この滝で水ごりをして凍死した藩士倉永清雄をたたえた石碑もあります。
清水の滝を堪能したら、駐車場に戻りましょう。来た道には戻らず、舗装された歩きやすい道を、おしゃべりも楽しみながら駐車場に向かいます。駐車場に着いたら、お手洗いもすませ、一路、直方に向かいます。運転してくれる会長さん、安全運転でよろしくお願いします。
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清水の滝駐車場、ここから出発 |
あたりには鯉料理屋がいっぱい |
仁王様が待っている参道入口です |
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こんな階段の道が続きます |
推定樹齢500年の杉の巨木 |
清水観音宝地院の山門です |
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本堂でお参りしていきましょう |
本堂横の清水の舞台で一息ついて |
佐賀平野が一望できます |
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階段をゆっくり下って清水の滝へ |
水しぶきを受け滝を実感しよう |
この東屋からも滝が眺められます |
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写真は、小城観光協会のOGI NAVIから使わせていただきました。
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