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古処山集合写真
古処山登山(859.5m)
・日時 平成22年10月17日
・参加者 12名
(うち障がい者2名、子ども0名)
・天候 晴れ
・コース 福智町赤池支所駐車場(8:15) → 八丁峠(9:45) →
登山口(10:10) →9合目広場・昼食(12:00〜13:00)
→山頂(13:30〜14:00) → 登山口  → 赤池
今年の例会では初めての山らしい山といえるのではないでしょうか。
コースとしては以前の例会にも使った八丁峠中腹からのコースで、ここから山頂までの標高差は350mくらいです。350mの高さといえども、登山道に 取り付いた最初から急な登りが迎えてくれました。木の根は多く道は狭く、ガイドをする方も、される方も、久しぶりの山歩きになれるまでちょっと きつかったようです。最初の急坂を上り詰めると快適な尾根道歩きになり、会話も弾みます。

そうこうするうちに本日2回目の難所に差し掛かりました。ここの急坂は落ち葉が降り積もり滑りやすいので、木の間をジクザクに登ります。例会前に雨が 降らず、落ち葉も登山道も濡れていなっかったので本当に良かったです。

また緩やかな稜線を歩き、だんだんとツゲの木が目に付くようになると、山頂下にあるお地蔵様がならぶ広場に到着です。ちょうど12時の時報が流れて きました。先に昼食をとり、山頂は空荷で往復する事にしました。今回の昼食はインスタントの味噌汁にとうふとネギをたっぷりと入れた温かいお汁付です。 デザートには梨と甘いお菓子にコーヒー付となかなか豪勢でしたね。

腹ごしらえが出来たらいざ山頂へ。ここがまた難所です。大きな段差のある岩場、道は狭いし、木の根・枝が張り出しています。それでもみんなで助け合って 登りきりました。気持ちよい山頂で集合写真をハイ!パチリ。ここまではよかったのですが、できあがった写真を見てみると・・・。あれっ、那須さんが いない!山頂にいたほかの登山者の方にシャッターを押していただいたので、那須さんが隠れていたのに気が付かなかったようです。あれだけがんばって 登ったのに。那須さんごめんなさい!

みんなが写ったつもりで、下山開始。登りより大変だと思っていましたが、段差の高いところは腰を下ろしてもらいながら、足場を確実に確保しての 下りでしたので、案外とスムーズに広場に戻ることができました。

リュックを背負ってこれからは本格的な下山です。稜線は難なくクリア、さて問題の落ち葉の中の急坂を下ります。かかとに重心を置くと滑りますよ、 ストックをしっかり突いてと注意をしながら、誰も尻餅をつかずに下りきりました。 ここまで来ると、久しぶりの山歩きに膝が笑い、足に少し疲れが 出てきた方もおられましたね。それでもみんなニコニコと駐車場に帰り着きました。

お天気にも恵まれた最高の登山日和でした。皆さんお疲れ様でした。
古処山集合写真
古処山山頂での集合写真です
さわやかな風の中、あちこちで笑い声が弾けて
全員で難所に挑んだ1日 井上 孝生
今月、10月9日朝日新聞朝刊筑豊版に懐かしい人が写真付で載っていました。前会員の相浦和枝さんです。
5月に開かれた県身体障がい者体育大会の水泳競技での好成績により、10月23日より千葉県で行われる全国障がい者スポーツ大会の25メートルの自由形と 背泳に出場するとの記事です。この全国大会には過去、高松さん(高知大会)、前田さん(岡山大会)が出場されて、前田さんは金メダルに輝きました。 相浦さんも「メダルを取りにいきたい」との宣言です。応援しています、頑張って、そして楽しんできてください。

会が初めて古処山に登ったのは平成15年7月、もう7年も前のことです。この時の例会の障がい者参加者は1名で、前記の相浦さんです。初めてご夫婦で、 そして親子で参加されました。そして当時2歳、現在小学4年?の恭平君を、現会長の古野さんが登り下りとも背負っていました。

ちょっと前置きが長くなりました。古処山はその後何回も例会計画に組まれましたが、そのつど天候に恵まれず流会なり、今年5月例会に登った湯川山と 同じように幻の山になっていました。

しかしながら今回は雲ひとつない日本晴れに恵まれました。中途合流組との待合場所、嘉麻市・物産館「カッホー馬古屏」では目の前に古処山・屏山・ 馬見山の稜線が広がり登山意欲をくすぐります。もう新米の試食が行われていて早々に相伴にあずかりました。

国道322号線八丁峠から秋月方面へ少し下った所から登山道にとりつきます。秋の七草はなんだったかなぁ〜?と思いながら歩きます。道端にはノギクの花が 咲き乱れ、ススキも今がちょうど見ごろです。

このコースは主に尾根道で、足元もよく踏み固められています。サポートする方も楽なのですが、標高650m余の中腹に急坂と、最後に9合目から山頂までの 岩場が待っています。最初の急坂に取り付きます。ここは雑木林の3次林といって、これ以上植物相が変化しない雑木林の最終的な形の所です。いつもだと 積もった落ち葉が湿って滑りやすく苦労する所です。しかし今回はここ数日の好天のおかげでしょうか、足下はカサカサと、息はあがりましたが気持ちよく クリアーできました。冒頭の集合写真はこの坂を登りきった所で撮ったものです。

夏場だとキツネノカミソリの群落が見られる尾根を歩き、お地蔵さんやお不動さんがあちこちに奉られた9合目札所の広場につきました。ちょうど麓から 正午を知らせるチャイムが聞こえます。ここで昼食です。アケボノソウ(曙草)の群落があり、花を教えてもらいました。名前に似合わず意外に地味な花でした。 以前に見た雪割草の花を思い出しました。

9合目から山頂までは今日一番の難所です。50センチ前後の段差の岩場の連続です。普通だと10,15分ほどで登れる所を、30分ほどかけて 慎重に登りました。それゆえに山頂を極めた感慨はひとしおです。藤春さんはまだ目がみえていた35年前に登った時の思い出に耽っています(大将かくしの 岩場、奥の院等々と、いつもながら障がい者の方の記憶力には脱帽します)。また、登山暦が浅い那須さんは1年前とは比べようもないほど強くなっています。 「いつの日にか、福智山そして英彦山」という目標がグ〜ンと近づいてきました。

いつものことですが下りは登り以上に神経を使います。「2,3回こけても仕方がないか」と言うと、サポーターの方の「絶対に転ばせません」という力強い声。 いいな〜ぁ! お尻歩きの連続で無事に9合目まで下りてきました。
その後、下山しながら聞いたソフトバンクの試合、消化不良になり今日では完全にフンヅマリになってしまいました。

好天に恵まれた気持ちよい秋の一日でした。          
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