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龍王山登山の集合写真
龍王山(615.5m)登山
・日時 平成30年 9月16日
・参加者 9名
(うち障がい者1名、子ども0名)
・天候 晴れ
・コース 赤池発 8:30 → 旧青年の家駐車場 9:20 →
登山開始 9:40 → 龍王山山頂(昼食) 11:30〜12:35 →
下山開始 12:40 → 龍王林道登山口 14:30 →
赤池 15:30
猛烈に暑かった夏もやっと通り過ぎ、特に朝夕など秋の訪れを感じるようになってきました。観測史上、最強という猛烈な風を伴い、四国・近畿を縦断して通り過ぎた 台風21号。その台風の通過を待ち構えたかのように発生した北海道の大地震。7月の西日本豪雨の記憶もいまだ新しく、今年の夏は、自然のすさまじい脅威を感じさせられた 夏でもありました。幸いにして我々のまわりでは被害の話も聞きませんでしたが、被災地に一刻も早く、いつもどうりの日々が戻ることを願うばかりですね。

今月の例会は、飯塚市の西にそびえる龍王山に登ります。この山には15年前にも登っていますが、登山道の記憶はまったく残っていないようです。今回の参加者は 総勢9名、障害者の方は1名と、ちょっぴりさびしい例会となりました。

赤池を予定時刻に出発、登山口近くの物産直売施設「農楽園」に立ち寄る。秋の果物などを買うついでに、ちょっと、お手洗いも拝借。再度、車を走らせ、ほどなく 旧青年の家手前の駐車場に着きました。車を降りた私たちを迎えてくれたのが、さわやかな初秋の風でした。街中の蒸し暑い風とはまったく違って感じました。こんな中、登山準備、 顔合わせ、準備体操と、型どおりすませて、山頂めざして、いざ出発です。

登山口すぐの、数メートルのアスファルト舗装の表面が湿り、薄緑の苔に覆われています。ちょっと足で試したら、氷のように滑る。今日の登山の注意ポイントのひとつ、 「滑る」を、いきなり思い知らされました。5分ばかり、まあ、普通の山道を登ると、すぐに急坂に加え、大小の岩が露出した道が待ち構えていました。前日までの雨で 岩は濡れ、苔をまとった岩も。岩だらけの厳しい道であることは覚悟していましたが、滑りやすさは想定外でした。上りはまあいいとして、下りで不測の事故が 起こらないか、そんな心配がふと胸をよぎります。

左側から涼やかな沢音が聞こえる。そんな風情とは裏腹に、蒸し暑い、風がまったくない。汗が滴り落ちるほど流れる。駐車場で感じた、あのさわやかな風は何だったのか。 ごく、たまに風を感じることはありましたが、登り始めてから駐車場に帰り着くまで、山頂を除いて、この無風状態は続きました。加えて、このルートは歩きにくい岩だらけの 道ばかり。途中で視界が開け、見晴らしのいい場所とか、そんなホッとひと息つけるような場所もなく、単調といえば単調なルートでした。

そんなこんなで、ひと休みもいれながら、山頂をめざして進みます。「もう、半分は登ったよ」、「もうすぐ尾根道だから、山頂は近いよ」などと、声を掛け合いながら。 まあ「もうすぐ」のことばは、皆さんの思いより遠かったようで、不評でしたが。かくするうちに、なんとか尾根筋に出ました。歩きやすい、坂も緩やかな道に変わり、 少し進めばそこが山頂でした。登り始めて1時間50分、まあ、こんなもんでしょう。

見晴らしのいい山頂は涼しい風が吹き抜けていました。日差しもありましたが、さすがに夏のそれではなく、ちょっぴり秋の足音を感じさせてくれました。みんな思い思いの 場所に座り込み、さっそく弁当を広げます。一方では、今日の副食メニュー、豚汁作りが始まります。出来上がってみれば、豚肉もたっぷり、具だくさんのおいしい豚汁に なりましたね。山頂からは若杉山や宝満山など、また西の方には福岡市方面の海が見渡せました。ちょうど1時間ばかり、ゆっくりと昼食タイムを楽しんだ後、下山を開始 しました。

さあ問題の滑りやすい岩場の急な下りですよ。おまけに木の根が縦横に走り回っています。やはり、みんな大苦戦でした。滑って尻もちをつく人が何人かいました。滑りもせず、 転びかけもせず、ひやっともしなかった人は、ほとんどいなかったのではないでしょうか。そんな風に、足もとに危険が口をあけて待ち構えていますから、カメラをかまえて走り回るわけにも いかず、みなさんのがんばる決定的瞬間を撮ることも、かないませんでした。

足もとが悪い分、慎重に下ろうとして足に余計な力が入る。そのせいでしょう、足がつって歩けなくなる人も(筆者の連れ合いです)。さっそく、バンテリンを吹き付ける。 高松さんには患部の指圧をしてもらう。筋肉をゆるめるテープを持っている人がいらして、そのテープを貼る。この三つの相乗効果でしょう。以後は再発することなく下山が できました。みなさん、ありがとうございました。

いろいろと苦労しながらも、2時間弱でふもとにたどりつくことができました。上りとほぼ同じ時間で、それだけ慎重に下りて来たということです。雨に濡れて 岩が滑りやすいという、下見の時には感じなかった、悪条件の中の例会でしたが、全員、無事に下山することができ、「よかった、よかった」、ですね。

さあ来月はお待ちかねの一泊例会です。みんなで存分に九重の秋を楽しみましょう。
登山は準備体操で身体をほぐしてから 木立の中を山頂めざして出発です 登りはじめは歩きやすい道でしたが
厳しい急登を過ぎ、ひと息ついたところ いったん林道に出て、ちょっとひと休み ふたたび急な上りの山道に入ります
歩きにくい岩だらけの道が続く 倒木が道をふさぎ横の抜け道に下りる 小さな木の橋も渡り登り続けます
尾根道直下の急登、がんばれ! 山頂到着、思わず笑みがもれます おいしい豚汁作りの真っ最中です
青空の下、のんびりと昼食を楽しむ 木の根も走り滑りやすい岩場の下り 足がつりプロの指圧治療を受ける
よっこらしょ、倒木をまたぎ下る 麓近し、転びかけた山道も名残惜しい 駐車場に戻り、にっこりVサイン
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