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在自山(249m)宮地山(180.7m)
 在自山の麓にある金刀比羅神社と、宮地山の麓にある宮地嶽神社を結ぶハイキングコース、宮地嶽自然歩道は全長約2.4Kmできれいに整備されています。
 両山頂にはそれぞれに「古宮」があります。また、どちらも20人ほどがお弁当を広げて座れる広さがあります。
 どちらの神社を出発点にしても時間的には大差はありませんが、在自山の登山道の方が急坂です。眼の不自由な方には下りに使うより、上りに使った方が安全でしょう。


H17年3月・曇り  参加者17人 (障害者4人・子供2人)
 金刀比羅神社
 登山口

  登り45分
 (休憩10分)

 在自山山頂
 金刀比羅神社の左側を迂回し、農道を進むと400m先、右側に登山道がある。初めからかなりの急坂で、石ころの多い道は400〜500mありますが、その後は要所、要所に階段があります。
 介助しながら二人並んで歩くには少し狭いようですが、歩きやすいと言えるでしょう。小休止を二度取る。
 急坂を登りきると、杉林の中をなだらかな道になる。ここから山頂まで10分。
 在自山山頂

  縦走路30分

 宮地山山頂
 在自山山頂は、樹にさえぎられ眺望はない。
 宮地山に向かい縦走路を下る。少し急坂ですが、道幅も広く歩きやすい。10分ばかり下ると、眼下に津屋崎海岸が広がる開けた斜面に出る。絶好のビューポイントです。
 ここからまた急な階段をくだる。幅が狭いため並列では少し歩きにくい。竹林の間のゆるやかな道を鞍部まで下るとまた急坂の上りとなる。ここにも階段がある。上りきると宮地山直下の分岐点に出る。
 正面の急坂をひと登りで山頂に着く。宮地山山頂は、木々の間一箇所から海を眺める事が出来る
 宮地山山頂

  下り40分

 宮地嶽神社
 山頂から分岐点まで戻る。
 ここからの下りはなだらかで、1mほどの道幅がありとても歩きやすい。20分すると桜やつつじの植えられた間を蛇行するコンクリート道路となる。
 下りきると宮地嶽神社の奥の院だ。
       
在自山の山頂、眺望はない
宮地山山頂にある古宮
眺望絶好ポイントからの眺め!


ルートの標高推移図
(注)原因ははっきりしませんが、標高が7%程度低く表示されているようです。



金刀比羅神社   天蓋山(在自山)にある農の神様。大名行列もある

 在自の東、天蓋山(在自山)の東北にあります。
 「筑前国続風土記付録」によると、晴れを祈り、雨を乞い、牛馬の災難を免れ、無事を祈願すれば、その応えがあると言われています。
  毎年9月9日は、筑紫路で一番最初の秋季大祭で、五穀豊穣を祈願しての大名行列が津屋崎のお仮屋まで練り歩きます。秋を感じる行事のひとつです。
宮地嶽神社   商売繁盛・交通安全・家内安全の神様。菖蒲も見事

   神社の本殿に架けられている大しめなわは、長さ13.5メートル、直径2.5メートル、重さ5トンで、もちろん日本一。境内には日本一の大鈴・大太鼓もあります。
 秋季大祭は毎年9月21日から23日まで。五穀豊穣・豊漁を祈願し、初日は王朝絵巻さながらの華やかな行列が、宮地浜までの参道を美しく飾ります。
 境内には、寒緋桜をはじめさまざまな季節の花が植えられています。、5月下旬には江戸菖蒲、約5万株が咲き誇り、花の名所としても知られています。
                   
宮地嶽古墳   7世紀前半の古墳。今は不動明王が祭られている。

   7世紀前半につくられた直径約30mの円墳で、内部に巨岩を使った横穴式石室を持ちます。
 横穴式石室の長さは23mで、全国で2番目に長いものです。副葬品としては国宝に指定された馬具、太刀、ガラス玉などがあり、その豪華さと貴重さから「地下の正倉院」とも呼ばれています。
 被葬者は古代の宗像の豪族で、娘を天武天皇の妃とした「胸形君徳善(むなかたのきみとくぜん)」と考えられます。現在、古墳は不動神社として内部に不動明王が祭られており、多くの信仰を集めています。
民家村自然公苑   日本建築の美と粋を伝える憩いのスポット

 飛騨高山の合掌造り、対馬の高床式納屋など、日本建築の美と粋を後世に伝えるために、伝統民家を移築、復元したのが、民家村自然広苑です。
 石造りの野外ステージや、憩いの広場など、宮地嶽の自然にとけこんだ空間は、訪れる人に潤いと安らぎをあたえてくれます。
 6月の江戸菖蒲開花時は、すばらしい景観です。
    上記の説明文および宮地嶽古墳と民家村自然公苑の写真は、福津市のHPから借用させていただきました。


 
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