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3月例会予定 許斐山 (271m)  

許斐山は宗像市と福津市の境にある山です。戦国時代には激しい戦闘が何度もこの地で繰り返されたそうですが、今では静かな憩いの山となっています。近隣に住む年配の 男性女性が、散歩代わりに日常的にこの山に登られているようで、下見のときも多くの方とすれ違いました。早朝から登り始めておられるのでしょう。

許斐山には12年前、平成18年の例会に登っています。あのときは福津市の吉原登山口から登っていますが、今回は反対側の宗像市側から登ります。このコースはその 途中に、いろいろな歴史的な遺構が残っていますので、それを見ながら登っていきましょう。説明看板も現地に立てられています。

宗像市王丸のこのみ公園で登山準備をして、さっそく山頂を目指します。公園の奥に登山口があります。登山道に入ってものの5分たらずで、「六の宮」があります。 入口には許斐神社と記された小さな立て札も立っていました。この小さな神社で恒例の安全祈願をしていきます。境内に続く10段ばかり石段は急ですから、ゆっくり 上り下りしましょう。

登山を再開してしばらくは、ときどき石段はあるものの、竹林などの中の緩やかな上りです。しかし徐々に勾配が急になり、石段もその段数も増えてきます。久しぶりの 山登りの身には、きつく感じるだろうと思います。全員は座れないものの小さなベンチも随所に設置されています。時間的余裕はありますので、休み休み登って いきましょう。そうした我々を地元の方が追い越したり、山頂から下って来たり。皆さんの健脚ぶりには、びっくりさせられることでしょう。

それこそ天に登らんばかりの長い石段を登って少し行くと、その昔、和歌山の熊野本宮大社から宗像大社の保護社として迎えられたという熊野神社があります。神社と いっても建物そのものは遠めには物置小屋のよう。でも中にはしっかり祭壇もありますから、手を合わせていきましょう。すぐ横には嘉平杉と三尊石。ここまで来ると、 山頂はもうすぐです。

許斐山山頂一帯は、許斐城址となっています。といっても石垣などは残っていませんので、素人目にはうまく実感できません。わずかに熊野神社から少し歩いたところに ある馬場跡とされる広場にその面影を感じるだけです。その広場を横切った奥の短い階段を登れば、そこが山頂です。いや、厳密には山頂すぐ横の広場です。山頂はその 奥。熊野神社の奥宮である王子神社の小さな祠が鎮座していますので、お参りしていきましょう。

昼食は広場に座り込んでいただくことにしましょう。眼下に登りはじめた宗像の街並み。遠くには湯川山、孔大寺山などの宗像の山々。左手の奥にはいつか渡った 地の島の島影が望めます。すばらしい景色を楽しみながらの昼食タイムです。

昼食後を思い思いに過ごしたら、さあ下山です。いきなり、高低差が10m以上はありそうな、まさに真下に切れ落ちるような急坂が待ち構えています。この後もしばらくは、 長さは短いながらも、木の根がむき出しの急坂の難所が何ヶ所かあります。足を踏み外さないよう、ゆっくり慎重に下っていきましょう。

許斐城があった当時、その生活用水を賄ったとされる金魚池(今は干上がっています)を通り過ぎると、12年前に我々が登りはじめた吉原登山口への分岐です。 すぐその先に、そのとき下山して行った八並東登山口への分岐があります。ここを登りはじめた王丸方向に分岐します。これから先が我々にとって未経験のルートに なります。

この道には難所らしい難所はありません。しかし、上りほどではありませんが、やや勾配はきついです。とはいうものの、樹林の中の道を気分よく歩けることでしょう。 このルートには「らくらくコース」の名がついているようですが、実際はどうか皆さんで体感してください。ただ今回の下山ルートはほぼ直登だった上りにくらべて、やや 楕円形に遠回りしますので、距離は長いです。しかし、山頂を出発して1時間ちょっともすれば、駐車場に帰り着くことができるでしょう。

さあ皆さんの、下り終わっての感想はどんなものでしょうか。標高は低いながら、けっこう骨のある山、といったところかもしれませんね。  

期日 3月18日 (日) 雨天中止
集合
直方・国土交通省下駐車場 9:00am
行程
直方発 9:15 → このみ公園 10:15 → 登山開始 10:30 →
許斐神社で安全祈願 → 許斐山山頂(昼食) 12:00〜13:00 →
下山開始 13:10 → このみ公園 14:15 → 直方 15:15
参加費
1000円 
参加締切
3月12日(日) 
当日までに連絡のない方は不参加とみなし、こちらから確認はしません。
現地集合の方がよい方は事前にお知らせください。
持ってくるものなど
昼食時に中華スープを作ります。白湯を持ってこられる方は、よろしくお願いします。
弁当、飲み物、マイ・コップ、マイ・オワンを忘れないように。
     
  

 
ルートの標高推移図
このみ公園奥の登山口からスタート 許斐神社で安全祈願をしていきます 最初はなだらかな樹林の中の道
熊野神社の鳥居をくぐって進みます 天まで届きそうな長い階段です 熊野神社にもお参りしましょう
里人たちが大切にしてきた嘉平杉 その昔、馬の訓練をしていた馬場跡 この階段を登りきると山頂です
王子神社の祠もある許斐山山頂 山頂下の広場、ここで昼食にします 山頂から望む宗像市街や湯川山
山頂直下の急坂を慎重に下ります 要注意の段差も何ヶ所かあります このみ公園を目指し気持ちよく歩く
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