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3月例会予定 遠見岳 (322.9m)  

遠見岳は糟屋郡久山町に北側にある山です。標高こそ300mそこそこの低い山ですが、歴史のロマンが漂う山でもあります。
「神功皇后三韓出兵のみぎり高岳に上りて異国を望みたまいしところ」と日本書紀に記されているのが、この遠見岳といわれています。また天正年間、秀吉の九州平定に 先んじて、九州統一をせんとした島津軍が、立花山山頂にあった立花城攻めのため、望楼を設けたのがこの山の山頂だそうです。

登山口にある伊野天照皇太神宮は、「九州の伊勢」と呼ばれ、神殿や建物の配置も伊勢神宮を模して築造されています。天照大神(あまてらすおおみかみ) ・手力雄神(たぢからおのかみ)・萬幡千々姫命(よろづはたちぢひめのみこと)を祀る由緒正しい神社です。

駐車場で顔合わせ、準備体操をすませてから、山頂をめざします。すぐに神社へとつづく長い石段が立ちふさがっています。その脇には「岩井の滝」という小さな滝。 石段を上ったところにすぐ、拝殿があります。恒例どおり、今年のみんなの安全をお願いしていきましょう。お参りをすませ、奥に進むと神殿があります。さらにその奥に、 「古神殿跡地」と記された石柱が立っています。この神社、伊勢神宮のように20年ごとに式年遷宮を行うようで、前に神殿があったところです。

神域を抜けると、すぐに山道に入ります。いきなり、人ひとりがやっと歩けるほどの狭い急坂の道が待ちかまえています。それも階段状の道もあり、また片側が崖のところも 続きます。もっとも、こういった箇所にはしっかりとした鎖が張られていますから、鎖にも状況に応じて助けてもらいましょう。こんな道が尾根筋に出るまで、ずっと 続きます。上り下りとも十分な注意が必要です。前のガイドの方は後ろに着く障害者の方の足元はほとんど見えないでしょう。その分は後ろのガイドの方が、十分に補って 下さい。

尾根筋に出ると、道幅そのものは広くなります。ただ木の根が網目状に地表に露出している箇所が多くあり、歩きづらいです。木の根を避けたんでしょう、片側崖の道も 待っています。ここにも鎖がずっと張ってありますよ。また相変わらず急登は続き、ゆったり歩けるところは2ヶ所くらいのものです。ふもと近くの狭い道を含め、登る 距離そのものは短いですから、息があがれば随時休憩も入れながら山頂をめざしましょう。ただルート全般を通じて、下界の眺めはありません。これが少し残念ですが、 1時間少々も 歩けば、山頂に着くはずです。

山頂は広く、東屋もあります。山頂からは360度とはいきませんが、西側方面の眺めを楽しむことができます。正面に、その昔、山頂に立花城があったという立花山。 運がよければ、この山の向こうに壱岐が見えることもあるらしいですが、はたして。ちょっと左に眼を移すと、福岡市の街並み、その向こうには能古島も望めます。右側の かなたには、玄界灘に相島が浮かんでいます。時々轟音を立てながら、山陽新幹線がこの山を貫くように走って行くのが見えます。こんな景色を眺めながら、お好きな 場所で昼食を楽しんでください。

昼食後をコーヒーでも飲みながらのんびり過ごしてから、やおら麓をめざして出発しましょう。下りは登った道を引き返しますから、木の根も這う急な下りということに なります。下界が近づけば、狭い急な下り道です。一歩一歩慎重に足元を確認しながら下りましょう。それでも多分、1時間そこそこで神社の駐車場に帰り着くことが できるでしょう。

さて、下山し終わったみなさんの口からは、どんなことばがこぼれるでしょうか。「時間的には短いけど、案外、骨がある山だったなあ」。そんなところかなあ。  

期日 3月19日(日)  雨天中止。
集合
直方市国土交通省下 遠賀川河川敷駐車場 8:45am
9時には出発しますので、遅れないようにして下さい。
行程
遠賀川河川敷出発 9:00 → 伊野皇太神宮駐車場 10:00 → 
登山開始 10:15 → 伊野天照皇太神宮で安全祈願10:30 →
遠見岳山頂(昼食)12:00〜13:00 → 下山開始 13:10 →
伊野皇太神宮駐車場 14:40 → 遠賀川河川敷駐車場 15:45
参加費
1000円
 
参加締切
3月13日(月) 
会員の皆さんから担当役員に連絡をお願いします。
当日までに連絡のない方は不参加とみなし、こちらから確認はしません。
持ってくるものなど
昼食時に、豚汁を準備します。白湯を持ってこられる方はお願いします。
弁当、飲み物、マイ・コップ、マイ・オワンも忘れないように。
        
遠見岳の登山ルート図  
 

 
ルートの標高推移図
今年の安全をお願いしてスタートです 10年前に遷宮された神殿です こちらがその前に神殿があった跡地
要注意です、幅が狭い階段の上り 片側が崖の狭い道も続きます 幅は広いが木の根が縦横に這う山道
きつい上りに息もあがりそう 快適に歩ける道も少しありますが 頑張れ!この急坂を登れば山頂です
東屋もある広い山頂に着きました 山頂から眺める立花山 帰りは延々と急な下りが続きます
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