HOME活動実績 H22活動実績 次の月に進む

 
ホーム 会の紹介 年間計画 次回予定 掲示板 リンク トピックス

深倉峡集合写真
英彦山山系深倉峡
・日時 平成22年 7月25日
・参加者 15名
(うち障がい者3名、子ども0名)
・天候 晴れのち雷雨
・コース 福智町赤池支所駐車場(8:30) → 深倉峡(10:00) →
昼食準備 → 周辺散策(11:00〜13:00) →
昼食・自由時間・雷雨避難(13:00〜15:30) → 赤池
このところ日本列島は連日の猛暑日つづき。各地からの熱中症による悲報は絶えることがありません。この異常気象は、いかなることぞと思っておりました。 しかし、先日のテレビがいっていました。「もはやこれは異常気象にあらず。個人も社会も、これが正常と認識して自衛すべし」と。なるほど、妙に説得力の あるお話でした。

そんな焼けたフライパンのごとき世界から逃避しての渓流遊び。まことに先見の明ありというか、グッドタイミングにして的を得た例会でありました。
車を降りて水辺に近づいたとたんに、ひんやりとした空気が頬をなで、まるで砂漠でオアシスにたどり着いた旅人のように元気百倍。かといって、 砂漠もオアシスも実際に経験したことはありませんがね。「天然のクーラー」なんて、陳腐な決まり文句しか出てこない己が恥ずかしい。

昼食の支度を終えてやおら近くの散策、仙人の名ガイドもついておりました。姥ケ懐、三段の滝についで、深倉峡のシンボル・男魂岩へ。天に向かって屹立する 奇岩を目に、往年のわが身に思いをいたした紳士諸氏は多数(のはず)。淑女の皆さんの感想は聞いておりません。

ここまでは文字どおりのお遊び気分でした。しかし、しかし最後に、修験者もかくやと思わせる苦行が待ち構えておりました。それは展望台への道。 「箱根八里は天下の険」さながらに、胸突き八丁よ、いつまで続く。かくも山道はきつく感じた。それもこれも、渓谷の涼しさとは様変わりの蒸し暑さゆえ。 日ごろなら、なんということもない道ですが。これぞまことの「真夏の登山」でありました。時刻も1時近く、空腹の極みにあったことも理由の ひとつでしょう。

最近入会いただいた3名の方々には、続けてアイマスク体験が待っておりました。突然のこととて、きっと戸惑われたことでしょう。しかし短時間の体験では ありましたが、きっと今後のガイドのためのいい経験になったと思います。

かくなる経緯を経て、飢えた少年少女たちはめでたく昼食にありつけたのであります。渇いたのどに冷たいスープが、私にはとくにおいしく感じられました。 食後は思い思いに渓流に入っての水遊び。みんなウン十年前に戻ったかのように、顔も若々しく輝いておりました。その水の冷たかったこと、上がったあともしばらく その感触が残っていたそうです。

そうこうするうちに・・・遠くからかすかな雷鳴のとどろきが聞こえ、やがて雨音も激しくなりました。あわてて東屋に避難して時を待つものの、雷も雨もいっこうに 止む気配もなし。やや小降りになったのをしおに、意を決して駐車場脇の大きな東屋に移動しました。結果的にこれが大成功。移って間もなく、稲妻はするどく光り、 雷鳴のとどろきますます近く激しく、雨はバケツをひっくり返したかのごとき土砂降りに。

さあ東屋の中は大騒ぎ。悲鳴をあげて走り回る人。そんな人を大笑いして大声をあげる人。耳を手で押さえ身体を縮こまらせる人。必死に無表情を装う人。そんな 人たちをクールに見守る人。まさに十人十色、ひと様々でありました。

いやあいろいろありました。記憶に残る例会になることでしょう。雷雨の歓迎に「間男」騒動(スペースの都合で、ここでは書けません。日本語はむずかしいと いうことですね)。私自身も、がたついていた差し歯が、トマトにかぶりついたとたん抜けて、なんともぶざまな有様に。また近頃とみにすすんだ老眼の ため、集合写真のサイズ設定ミス、帰宅して気づきました。せっかくのみなさんの笑顔が少しぼやけるかもかもしれません。おゆるしください。朝は朝で、 集合場所への道をなんとはなしに間違えたり、いろいろとあった一日でした。
何はさておき昼食の準備から 姥ケ懐の由来に耳を傾ける 三段の滝を覗きこんでいます
いざ男魂岩を目指して元気よく この山道は暑さにまいりました 展望台で。皆さんグッタリの様子
下りも急勾配で気を使いました ただいまアイマスクの体験中 楽しそうに何を話しているのやら
冷たい水に生き返った気分でした 皆で雨宿り、おしゃべりに花が咲き 稲妻走り雷鳴轟き、反応は人様々
涼を求めて 河原 博子
猛暑日の続く下界から逃げるように、英彦山山系の深倉峡に行きました。暑さのせいでもないでしょうが、我が家のドライバーの頭の回転がおかしく、 集合場所への道を間違って飯塚方面へと入り、朝から大騒ぎしました。なにやら例会の先行きを暗示するようなスタートでした。

深倉峡は標高600mくらいにあり、水辺の東屋付近は25℃と、それまで出ていた汗がすっとひいていきました。  荷物を置いて、周辺を展望台までをゆっくりと散策しました。男岩、女岩に掛けられたしめ縄の下を通ったりしながら、井上仙人の説明に耳を傾けました。 1時間半くらいのちょっとした登山でした。でも山道はやはり暑くて少しこたえました。

東屋に戻り、待ちに待った昼食です。きゅうりの入った冷汁、冷やっこ、とまと、ケーキなどをいただき、お腹がいっぱいになりました。皆さんも 満足そうでした。

食後は皆さん童心に返り、川に足をつけたり入ったりと、水の冷たさを楽しみました。私も何十年振りかなと思いながら、靴を脱ぎ水の中を歩いてみました。 そのうちに遠くから雷の音が聞こえだしたので、川から上がって東屋に戻ると、追うように雨が降り始めました。しかたなしに雨宿り、皆で雑談に花が咲きました。 少し小降りになったところで、駐車場の近くにある東屋に移動しました。おいしく西瓜をほうばっていると、 土砂降りの雨とすさまじい雷で、大騒ぎしながらの足止めとなりました。

小降りになったのを見計らって帰路につきましたが、直方に帰ってみると1滴の雨も降っていませんでした。山の天候の激しさと下界との差を、身にしみて体験 しました。
それにしても直方にも降ってほしかったです。車から降りると、またあのウンザリする熱気が待っていました。しかしおかげで涼しくて忘れられない1日と なりました。
井上さん、買い物や準備ありがとうございました。          
HOME活動実績 H22活動実績 次の月に進む

 
ホーム 会の紹介 年間計画 次回予定 掲示板 リンク トピックス