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福智山集合写真
福智山登山 (900.8m) 
・日時 平成20年 4月20日
・参加者 15名
(うち障がい者2名、子ども0名)
・天候 晴れ
・コース 福智山ダム駐車場(8:50) → 登山口(9:10) → 大塔分れ(9:35) → 
からす落ち(11:35)→ 山頂(12:20) →
南小屋・昼食(12:50〜13:45)→ 上野越(14:40) →
薙野小屋(15:25) → 大塔分れ(15:50) → 登山口(16:15)
久々に山らしい山に登りました。
過去に4回福智山へ登っていますが、上野側の反射板からや、頓野側の林道を薙野小屋下まで車で上がったり、少々楽をしていました。 が、今回参加の障がい者の方は体力もあり、山なれしていらっしゃるので、福智山ダムの登山口から、標高差約700mへの挑戦になりました。 朝の挨拶では健常者の半数近くの方が、「リタイヤするかも?」と久々の登山への不安感を口にされていました。

まだ、新緑には少し早いかなと思われます。木々の若い力を感じながら、バテバテでしたがみんな無事、山頂を踏む事が出来ました。 また、九合目の荒宿荘ではバイオトイレを使わせてもらいました。女性軍にはなによりも強い味方です。ありがとうございます。

今回の登山道で一番の難所は沢の渡河でした。2,3日前に降った雨で、いつもは簡単に通れる沢の水量が増して、川幅が3mほどになり、 また深さも足首まで浸かるほどでした。日ごろなら足場になるはずの石も水没しています。みんなが安全に渡れるように、近場の石をたくさん投げ込み 足場造りをしました。健常者も少々足がすくんだようですが、ましてや目の不自由な方には、どの石が安定しているのか、滑りやすいのか 、また水深も分らないので、とても不安だったと思います。少々時間がかかりましたが無事に渡れて一安心。

山頂で記念写真を撮り、今日のもうひとつの楽しみ。頂上のすぐ下にある南小屋のそばの八重桜の下でお弁当にしたいと思っていましたが、 残念! 一輪も咲いていませんでした。蕾みはたくさんついているのですが。今月の末から来月始めに見ごろになるでしょうね。 900mの山頂近くで見る一本桜、登山の疲れを忘れさせてくれます。元気な人はぜひ登ってみてください。
思わぬ難所、沢わたりに遭遇 先は長い、ここらでしばし一息 奥様お手をどうぞ
からす落ち到着、山頂はもうすぐ 気分は最高、ついに山頂到達 山頂では歴史的遺物の説明も
残念!八重桜はつぼみでした いつもながら下りは気を抜けない 薙野小屋が目前、あとは林道だ
20年目の福智山 楠原 宏和
としさんのリクエストにお答えして、鹿児島弁で感想文を書きます。

福智山は、わっぜえきぃしか山ち聞いちょったどんか、ゆごっ、ふんのこてすったいだれもした。はんぱでもどいようなこっがあったら、 まっこてげんねこっじゃち思ちょったどんか、じゃっどん、いっぺこっぺあゆんもして、きばいやできてほんによかもした。
これ以上書いたら、何がなんだか判らないでしょうから普通に戻ります。

ここ最近、持病の関節炎が気になりだした折、やまぼうしの4月の例会が「福智山」というのをホームページで見ました。同時に自分の体力がどれ程 残っているのかを是非、挑戦して確かめたいという気持ちが、ふつふつと沸いてくるのを覚えました。しかし、その日が近づくにつれ関節炎も気になるし、 途中でリタイヤしてみなさんに迷惑かけたらどうしようなどと、だんだん弱気になってきました。

そして当日、天候にも恵まれ、集まったメンバーは15人と一匹。視覚障害者は私と全盲のFさんの二人だけ。Fさんは、やまぼうしの例会は殆ど皆勤で この日も余裕たっぷりでしたが、私の方はというと、相変わらずのネガティブ状態でした。 でも、ボランティアの方々のリュックにつかまり、後ろからは 励まされながら登り始めると、関節の痛みにも慣れ、だんだんと不安がなくなり、気持ちが高揚してくるのが判りました。

さすがに骨のある山で、八合目の「からす落ち」に着いた時は、足がふらついて思わず座り込んでしまいました。そんな時ボランティアの方から言われ、 ふっと空を見上げると、青空の中に一本の飛行機雲が目に入りました。最近、飛行機雲とか見えなくなってきたのに、空に少し近づいたせいかなぁ(?)、 はっきりと見ることが出来ました。

残った力を振り絞り、間もなく山頂へと足を運び、予定よりだいぶ時間が超過しましたが、全員揃っての登頂です。弱視の私がこうしてこの場に立てたのも、 何よりもボランティアの皆さんのおかげと感謝しております。登る時も下る時も、10cmとか30cmの段差とか、左右のカーブや障害物などを 教えてもらいながらの歩行で、本当に有り難いと思います。だって、ほんとにきつい時には返事さえするのでもつらいのに、ボランティアの方もきつい時には、ひとつひとつの 説明もかなりの労力になってるはずです。

私は20年前にこの福智山に登ったことがあります。それから、登山道は整備され、木々は成長し、立派な山小屋も整い、山の様相は変わりました。 また、私自身、体力も視力も弱くなって20年前とは随分変わりました。しかし登頂した時のあの感動と達成感は、昔とまったく変わりませんでした。 皆さん、素晴らしい感動を有難うございました。さぁ、来月は飲むぞー!
 
冒頭の鹿児島弁、わかりましたか。日本語に訳すと(?)つぎのとおりです。
「福智山はとてもきつい山と聞いていたけど、なるほどいわれたとおりで、本当にひどく疲れてしまいました。途中から帰るような ことがあったら、まことに恥ずかしいことだと思っていました。でも、あっちこっち歩いて、がんばることができて本当によかったです。」 
平成20年 初登山 上野 博子
良い天気に恵まれ絶好の登山日和でした。
郷端さんご夫婦の車に便乗させて頂き集合場所に着くと、河原さんの不敵な笑いに不吉な予感、予感的中、福智山登山の感想を依頼される。

準備体操が終わり、感想でも考えながらの余裕の登りのはずが、休憩を挟むと膝が萎えて厳しい登りとなりました。登っても、登っても、 頂上は遥か彼方、心臓も「バクバク」でも、顔は笑ってやせ我慢。
山小屋でバイオトイレを体験して、見事頂上に到達した時の喜びは、忘れ難い思い出となりました。

お腹が空いて弁当をむさぼる様に食べました。美味しかった。
登りの厳しさに比べれば下りは楽でした。今回、運動不足等で自信がもてず参加する事を随分悩みましたが、爽快感と達成感を得られ満足できました。
 
春のうららの福智山 河原 敏彦
暑くもなく寒くもなく、空はどこまでも抜けるように青い。こんな好天にめぐまれた例会もあまりない。先月も気分よく登れたし、 今年はなんかいいことありそうな・・・そんな出だしだ。きっとみんなの日ごろの行いがいいのに違いない。

福智山は2年ぶりの例会です。もっとも前回は反射板からで、福智山登山といっても少々実質が伴わない。今回は福智山ダムからのばっちりフルコース、 久しぶりの歯ごたえのある、いや足ごたえのある山です。

登る前は登れるかどうか弱気な方も何人か。でもみんなちょっぴりアゴを出しながらも完全踏破しました。20年ぶりの福智山だったKさん、 「あしたは車椅子がいる」なんて冗談いってましたが大丈夫だったですか??

わたしもガイドデビューをして今月が2回目、大変にむずかしいですね。障がい者の方ひとりひとり、必要な情報の程度も違うし、不必要なことまで いうと混乱するかもしれないし・・・。まあ、わたしもコケたり、谷底に滑り落ちたりするのは、生来あまり好きではないので、そんなことに ならないようにがんばります。よろしく相手をしてやってください。

春の山といえば、いろんな花と出会えるのも楽しみです。ショウジョウバカマやエイザンスミレなどと初めてのご対面。なにか得をした気分。 ショウジョウバカマって、花が猩猩(しょうじょう)という酒飲みの伝説上の猿の顔で、葉っぱが袴らしい。かわいい花なのに、少し名前が かわいそうだなあ。
ところでサツマイナモリを「サツマシラナミ」って呼んだのはどなたでしたかぁ。
 
今回、福智山でみつけた花たち
ショウジョウバカマ エイザンスミレ サツマイナモリ
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