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大坂山登山の集合写真
大坂山登山(573m)
・日時 平成27年10月18日
・参加者 12名
(うち障がい者3名、子ども0名)
・天候 晴れ
・コース 福智町赤池支所駐車場 9:00 →
赤池支所出発 9:10 → 呉ダム渓流公園駐車場 9:40→ 
登山開始 10:00 → 大坂山山頂(昼食)12:30〜13:40
→下山開始 13:45 → 呉ダム渓流公園駐車場 15:45 →
赤池 16:25)
本当に久しぶりに、空模様の心配をすることなく、例会の日を迎えました。先日のNHK福岡の天気予報の中で、この20年だか30年だかの間で、晴れの日が一番 多かった日、いわゆる「晴れの特異日」ですが、福岡でのその晴れの特異日のベストスリーはすべて10月で、トップは10月18日だとか。今日はまったく、そのとおりに なりましたねえ。

大坂山登山も昨年、今年の春と雨で流れ、今回、3度目の正直でやっと実現することができました。もっとも、年間計画では福智山でしたが、5月以来の山登りで体力的な 不安を考え、大坂山に変更したのはご承知のとおりです。まあ、この計画変更のおかげの大坂山ということもいえますが。

かくして迎えた例会当日朝。三々五々と集合場所に集まる仲間たち。空はやはり雲ひとつない快晴でした。そういえばこのところ、空に雲が浮かんでいるのを見て いないなあ。また、同じ晴れでもこんなに晴れ上がった例会も、これまでの記憶にないような気がします。快適な秋の山旅を予感させてくれます。ところが・・・・

多くの人が5月の目配山以来、ほぼ半年ぶりの山登りで足がなれていません。加えてコースはおおまかにいって一気の上りといっていいでしょう。急な上り坂、ステップの大きな ところもある階段。ゴロ石の道。随所に倒木が待ち構え、われわれを通せんぼしてくれます。枯れ枝の散乱も途切れることがない。気温は高くないし、杉林や竹林の中で 日差しも遮られているが、吹き抜ける風がほとんどない。このためきつい上に、暑い、暑い。個人差はありますが、汗を滴らせながらの山道になりました。そのせいか、 ひといきつく休憩もいつもより多めだったようです。とはいえ、元気をふりしぼって、山頂へ、山頂へ。

コースの途中、山道を横切っている車道を少し下ったところに、呉中平雪穴がありました。ちょっと寄り道していきましょう。明治の初めころ、冬の雪や氷をこの大きな穴で 貯蔵し、夏場にそれを使っていたそうです。今のような冷蔵庫のない時代、昔の人たちは苦労していたんですね。

ふたたび山道へ。フーフーいいながら登ること2時間半近く。そろそろ山頂が近い。そこに待ち構えていたのが、身長をはるかに越えるクマザサの林でした。目に刺さらないように顔を下に 向け、両手で掻き分けながら、足元にわずかに残る道らしき跡を進む。まさに極めつけ、最上級(?)のヤブコギでした。これを通り過ぎて、思わず出たことばが、 「抜けたぁ!」。目の前には大坂山のシンボルともいえよう電波塔群。この横を通り過ぎたところが山頂でした。時刻、12時30分。予定より相当遅れての到着と なりました。

さあ昼食、いきたいでしょうがちょっと我慢して、まずは集合写真におさまる。みんないい顔してますよ。さっそく豚汁作りにとりかかりました。これを横目に弁当箱を 開く人や、缶ビールのプシュッの音も聞こえます。豚汁は具沢山のおかげか、少々時間がかかりました。手を動かしながら、「腹減ったあ」の声も。待ちかねた分も 味のうち、たいへんおいしかったです。ごちそうさま!

腹にものが入り、やっと気分も落ち着き、山頂からの眺めを楽しみました。抜けるような青空をバックに、近くに障子ケ岳、遠くに福智山、平尾台、そして貫山。空気も 澄みわたって、はっきりと望めました。近くで風にそよぐススキに秋の風情を感じつつ。

2時少し前、下山開始です。例のヤブコギは回避して、まずは車道を下りました。最初の山道との合流から山道に戻ります。急な下り坂、階段。上りもきついが、下りも それに負けず劣らず、足にこたえる。とくに車道と交わる部分は、坂は傾斜がきつく、階段は段差も大きい。ガイドされる方もする方も、一歩一歩ソロリソロリと、足元に 注意しながら下りました。だんだん日も傾いて、山道に夕方の空気が忍び寄るころ、やっとふもとにたどり着きました。16時前、全員無事に駐車場着。

大坂山はジグザグ登る山道ではなく、一気に高さをかせぐ直登の山でした。標高の割りにはきびしい山だったように思います。みなさん、筋肉痛は大丈夫だったですか? 登山中のみなさんの様子を見ていたら、福智山に登らなかったのは、正解だったような気もしますが。
青空に見送られつついざ出発 でこぼこのゴロ石の道、四苦八苦 いきなりの急な上りにあがる息
ひとやすみ甘いお菓子をはいどうぞ 靴紐を結び結ばれ秋の山 倒木を横目に登る急な坂
切り株でほっとひといき風涼し 雪穴を覗き込みつつなに思う 邪魔だなあ道を枯れ木が通せんぼ
急階段後ろから押す手に感謝 久しぶりゆったり歩く気持ちよさ 背丈越すクマザサの道掻き分けて
山頂にようやく着いて漏れる笑み 豚汁の出来上がり待つ顔いくつ 昼食はゆれるススキに見られつつ
クマザサをよけて車道を足軽く 急坂を前後の人に守られて くたびれてなんとか無事に帰りつき
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