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山田緑地集合写真
山田緑地自然観察
・日時 平成22年 4月18日
・参加者 15名
(うち障がい者3名、子ども2名)
・天候 晴れ
・コース 直方・国土交通省下駐車場(8:30) → 山田緑地着(9:30) →
園内自然観察(10:00〜13:00) → 昼食(13:00〜14:00) →
山田緑地(14:30) →  直方・国土交通省下駐車場
例年なら春爛漫といった季節のはず。それが関東地方では前日17日、なんと41年ぶりという遅い雪が降ったりして、今年の春はどうなっているんでしょう。 北部九州も先週後半は肌寒く感じました。しかし、しかし、天はわれらに味方せり。今日の例会にあわせたかのように、「暑くなし、寒くなし」の天気に なりました。みんな日頃の行いがいいんですね。

山田緑地への訪問は今回で4回目、春は初めてです。今回もスタッフの方に、いろんな植物や小鳥のさえずりを教えていただきながら、園内を歩きました。 かわいい花ややわらかな若葉にも触れてみましたね。指先を通して、植物の生きるたくましいエネルギーが皆さんに伝わったことでしょう。

雌雄別々の花もみつけました。アオキの花は雄の木と雌の木が別でした。おいしい実はよく知っているアケビですが、花をはじめて見た人も 多かったでしょう。1本の木に雄花と雌花がいっしょに咲くんですね。小鳥たちのさえずりもたくさん聞こえました。オオルリの鳴き声がきれいでした。 小鳥たちは今が「恋の季節」だそうですが、植物たちも子孫を作る春。そんな動植物の活力が伝わってくるような散策でした。それにしてもたくさん名前を 教えてもらいましたが、みなさんどれだけ覚えましたか?

「とんぼの池」まで歩いて、帰りは今回初めて山道を戻りました。最高点の標高は100mはないと思っていましたが、なんと180mあるとか。階段の つづく道は足元はいいんですが、随所にアップダウンがあります。やっぱりちょっとした山ですね。みなさんもいい汗を流したことでしょう。そんな中、 澄ちゃんが元気に歩きとおしました。足のケガ以来3年近く、あれからはじめての山道でした。実をいえばルートを計画した側としては、「途中リタイア」も 少し危惧していました。そんな心配もどこ吹く風とばかり完歩した澄ちゃん、そしてつきっきりでガイドした図師さんのコンビに大拍手です。また藤春さんに ずっとついて下さった柿原さん。実質的なガイドデビューだったですね。お疲れ様でした。

行程の最後にはスペシャルイベントが控えていました。北九州市には全国最大規模の竹林面積があるそうで、竹林の手入れが欠かせません。山田緑地も 例外でなくて、ボランティアの方が整備をされています。今日はそのお手伝いです。ひょっこり顔をのぞかせたタケノコを、足で思いっきり蹴飛ばして。 ところが敵もさるもの、なかなか降参してくれません。眉毛をつりあげて蹴っていた○○さん、日頃のストレスも解消できたでしょう。それにしても得がたい 経験でした。

そんなこんなで楽しい1日になりました。ずっと案内していただいた蒲原さん、岐部さん、福井さん、竹林のボランティアの方。昼休み時間まで食い込ませて しまいました。すみません、そしてありがとうございました。楽しいスケジュールも考えていただき感謝しています。またお邪魔しましたときはよろしく!!
何してるの?おたまじゃくし! 猪よけだそうです、夜は光ります オドリコソウにふれ踊り子を探す
アケビの花に集まる目、目、目 アケビの雄花、雌花は隠れてます ネルの感触、アオダモの若葉
新緑のヤマボウシにもふれました あんまり押すから木が倒れそう 山登り気分も味わいました
エイッ!竹の間伐のお手伝い 遅めの昼食、ああ腹へった 幸せを貴方に、四葉のクローバー
春の自然にふれながら 河原 敏彦
みんなが集まって挨拶したあと、お待ちかねの(待ってなんかいない!!)の宝くじ。しかしこんなこともあるんですねえ。当たりの赤い札は最後まで残って 私の手に。なんと11分の1の確率ですよ。今日、本物の宝くじを買ったら当たりそう。まあ冗談はおくとして、「人に頼む前にまず自分が書け」。そんな神様の 思し召しでありましょう。

さて山田緑地。今回もたくさんの植物や小鳥に(声に)出会いました。すぐにうぐいすのお出迎えの声が聞こえます。ホーホケキョ。案内の方のお話では、 なんとうぐいすにもお国訛りがあるらしい。かつては山田緑地のうぐいすもそうだったけど、最近は訛りが消えてきたとか。小鳥の世界も人間と同じように、 都会化というか、地域性が薄れてきているのでしょうか。

花が咲くにはちょっと早かったけど、会のシンボル、「ヤマボウシ」にも対面しました。またあちこちの水溜りや池には、おたまじゃくしがいっぱい。 近頃こんな数のおたまじゃくしを見たことはありません。それだけここは自然のままなんでしょう。そういえば一番奥のとんぼの池では、たくさんの おたまじゃくしが、行儀よく並んで同じ方向に行進していました。鼓笛隊の音まで聞こえてきそう。1日中あんなことをやっているのかなあ。

戻りの山道ではミソンチョなる木を教えてもらいました。広島生まれの私には初めて聞く名前です。どうも北九州近辺の方言のようです。まわりからも、「それは みそんちょでしょ!」という声も聞こえました。秋になると甘酸っぱい実がおいしいそうです。その方も小さいころには、口を真っ青にして 食べまくったのかもしれませんね。

山道ではけっこう山登りの気分が味わえました。町のど真ん中にこんな自然があるとは驚きです。近くに住んでいれば毎日でも散歩に来るのに。うらやましい かぎりです。標高も200m近くもあるとは思いもしませんでした。今回は涼しい中でよかったけど、暑い季節だったら汗びっしょりでしょう。山田緑地も ただの公園でなく、いっぱしの山でした。当たり前だ。名前からして「山だ」緑地だ。ああいかん、だれかのダジャレ癖がうつってしまった。

それにしても朝は警察官のものものしい警備の中を通っての公園到着。そんな出だしでしたが、終わってみれば、「見る」「聞く」「する」、いろいろあって 楽しい例会でした。  
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