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・日時
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平成24年 4月17日
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・参加者
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18名 (うち障がい者5名、子ども0名)
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・天候
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晴れ
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・コース
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福智町赤池支所駐車場(9:00) → 吹上峠(9:50) →
大平山登山口(10:20) → 大平山山頂(12:00〜12:10) →
昼食(12:45〜13:40) → 茶ケ床園地(14:40) →
吹上峠(15:30) → 赤池
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8年ぶりの平尾台。遠くでときどきスピーカーの声が聞こえるものの、いつもどおりののどかな雰囲気に包まれていました。おりしも当日は平尾台や貫山を含む
一帯はトレイルランの会場でした。早い話が山道を走りまわるマラソン大会です。普通のマラソン大会なら、出場者や応援の人々で会場周辺はごったがえすもの。
本当の話、まともに車を停められるかどうか、ビクビクしながら吹上峠に向かいました。ところが着いてみたらなんのことはない、駐車場はいつもどおりでした。
拍子抜けするやら、安心するやら・・・・でもああ、よかった。
さっそく大平山(おおへらやま)を目ざして出発です。それにしてもいきなりのこの登りはきつい。足慣らしも何もあったものではありません。山頂に近い
ところまでしっかりと見えるには見えます。しかしそこまで続く急坂が頭の上から覆いかぶさってくるかのよう。何べんもいうけど、きついなあ。ここを
クリアできるなら大抵の山は登れる、なんていいたくなります。それでもちょっとアゴを出しかけた人もいたようですが、みんながんばりとおしました。
やや強い風が吹き抜けていましたが、このときばかりはこの風も心地よかったでしょう。え?風の強さにも気づかなかった?
そんな山道を慰めてくれたのがかわいい野草たち。井上さんのスミレの話には、みなさん、興味深そうに聞き入っていました。あちこちでヒトリシズカの群生も
私たちを迎えてくれました。平尾台にこんなにたくさん咲いているとは知りませんでした。ヒトリシズカの名は、この花の姿を、かの義経が愛した静御前の
舞姿に見立てたものとか。無粋な私には「どこが?」といいたくなります。登りながらの皆さんの会話では、この花の名前にピッタリの人がいるとか。
そうかなあ、「ヒトリヤカマシイ」ならピッタリの人が・・・・いますか?みなさん。
今回のコースは登りはきついし、上りも下りも足元は不整地が多い。なにしろ石灰岩の台地ですからね。ガイドされる方もする方も、足はくたびれるし気を使うし、
大変だったでしょう。それでも中峠からあとは、ずいぶんと歩きやすくなって、おしゃべりに花が咲き、笑い声も絶えませんでした。しかし家に戻ったあとで
ホッとしてグッタリ、という方も多かったのでは、などと想像しております。
春の平尾台は野焼きの跡と若葉の芽吹き。黒と緑の競演でした。焼けた大地から生まれた、生命の輝きやたくましさも感じた気持ちのいい春の一日でした。
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