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・日時
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平成25年10月20日(日)〜21日(月)
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・参加者
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12名 (うち障がい者4名、子ども0名)
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・天候
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晴れときどき通り雨
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・行程
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〔1日目〕 田丸さん宅8:10→(九州自動車道・中国自動車道経由)
→山口IC→蕎麦ケ岳登山(山頂で昼食)10:20〜14:40
→山口市周辺観光(瑠璃光寺・五重塔、常栄寺・雪舟庭)
→湯遊の郷 天宿(泊)17:30
〔2日目〕 朝食→宿舎出発 8:45→秋吉台ウォーキング 9:15〜11:00
→別府弁天池(昼食・散策)11:30〜13:45 →道の駅「おふく」
→美祢IC→直方・田丸さん宅帰着16:00
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今年の一泊例会は九州を飛び出して、本州へ。といっても本州のはずれの山口ですが。ここまではいいけれど、例によって
天気予報は例会日を狙い撃ちするかのような傘マーク。やきもきしましたね。しかし皆さんの日頃の行ないが
よかったんでしょう。20日未明までは少し雨もあったようですが、出発するころには雨の心配は雲散霧消。ということで、
みんな意気揚々と、いざ出発。
となれば、することはひとつ。男性陣は高速に入るのを待ちかねたように、缶ビールをプシュッ。ええ一応、運転してくださる
花田さんには頭を下げてからですよ。すいませーん。車の後方では女性陣の快調にして、かまびすしいおしゃべり。この
騒ぎは登山口に着くまで続いたのでした。
蕎麦ケ岳は尾根道に登りつくまでは、足元もまあよく、小さな瀬渡りや濡れた丸太橋などが適当な刺激となって、快適でした。
しかし尾根道の鞍部から山頂までは一転して、アップダウンが続くきつい山道に。下見もしましたが、何回アップダウンが
あったか、記憶は定かならず。坂を登りつめるたびに、「やっと山頂か」と期待させ、「空振りで落胆」ということを、
何度か繰り返す羽目に。しかしその分、山頂に立ったときはいつも以上に「バンザーイ」だったでしょう。
がんばって登った分、弁当はおいしかったですね。みんなが同じ弁当を食べるのも、一泊例会ならばこそです。男どもは
またビールを楽しんでおりました。冷えたビールがはらわたにしみわたります。それにしてもよく飲むね。
さあ下山開始。山頂すぐ下の急な下りで滑って尻餅をつく人も。これを見た美人たちに「しっかりせよと抱き起され
(まではされなかったけど)」めんどうを見られて。結果はケガも何もなし。かくして「命の恩人」なるエピソードの
誕生とあいなりました。
こうした苦労もしながらも、無事に下山完了。そのまま宿に向かうには早すぎる。山口観光の定番、常栄寺の雪舟庭と
瑠璃光寺を訪ねることにしました。瑠璃光寺の五重塔が夕日に映えて印象的な美しさでした。ここでは観光ボランティア
ガイドの青年に案内していただきました。ていねいな説明に感謝、感謝です。
今宵の宿、湯の口温泉「天宿」に着くとさっそく自慢の温泉へ。厳密には鉱泉ですが温泉みたいなもんです。1日の疲れを
さっぱり流した後は、お待ちかねの夕食です。これまで食べたことのない会席を、ということで地元小野茶を使った
茶会席をいただきました。茶しゃぶ鍋などどれも独特の味わいがありおいしかったです。そのほかにもたくさんの料理が
あり、食べきれないほど。みなさん、少々肥えたかな。いや大丈夫ですよ。緑茶のカテキンにはダイエットの効果が
ありますから。
アルコールも入って、座は最高潮に。飲むほどに酔うほどに、会話は盛り上がっていきます。昔なつかしい宴会ソングも
飛び出したりもしました。しめくくりは、10月生まれの3人さんへバースデーケーキのサプライズ。みなさん嬉しかった
ですか。あれだけ食べた後なのに、ケーキは全員の胃袋におさまってしまいました。じぇじぇじぇ!
片付けを始めた仲居さんに追い立てられるように部屋に戻り、「飲みなおし、しゃべりまくり」の2次会です。喧騒が続く
そのわきでは、マッサージ師とお客が2組。客は最初は悲鳴などあげておりましたが、そのうち、さながら母親に抱かれ
幼子の寝顔のごとき、安らかな表情に変わっていきました。きっと日頃の強張った節々も柔らかくなったことでしょう。
明けて2日目、部屋の窓から空を見れば、今日も天気はよさそう。朝食をすませさっそく秋吉台へ向かいました。ここでは、
若竹山と剣山の2座の登頂をめざします。こう書くとそれなりのコースに聞こえますが、ようするにウォーキングです。
歩き始めてすぐ、ふと空を見上げると不吉な黒雲。やがてポツポツと雨粒を顔に感じます。幸いそれ以上は崩れず、今の
天皇が若き時代に来られ命名されたという、若竹山の山頂に着く頃には太陽が再び顔を出してくれました。
ススキにリンドウやフジバカマなど秋の草花。羊の群れにも似た多くの石灰岩。こうなると、爽快なカルスト台地の散歩が
楽しめます。おしゃべりもとどまるところを知らず。問題は下見のときには見つかなかった、剣山への登山道が発見できるか、
ということです。眼をきょろきょろさせながら進むうち、「あった、これだ!」。少々藪こぎ気味ながらも、なんなく剣山に
登ることができました。
若竹山、剣山。2座制覇の喜びを噛みしめつつ(?)、しばしの休息。思い思いのポーズで記念写真に納まってから、下山
開始しました。快調に下り始めてすぐ、空が一転にわかに掻き曇り、やがて雨粒が頬を叩くほどになりました。さあ大変。
雨具を羽織っていない人は大慌て。かといって走るのも危なく、大股で早歩きです。駐車場に帰り着くころには
雨は上がり、ずぶ濡れとまではなりませんでしたが、相当寒さを感じました。それでも展望台の横でみんなしてソフトクリームを
いただきました。急いで戻った分のエネルギー補給かねえ。
今回の旅の最後の目的地は、車で30分弱の別府弁天池です。コバルトブルーに染まる池を目にした瞬間、その神秘的な
美しさに驚きの声が上がっていました。水深4mの池の底からこんこんと湧き出る水は、環境省の日本名水100選に選定
されています。その水は飲料用はもちろん、隣接する鱒の養殖場にも使われています。ということで鱒料理がご当地の名物
料理になっているようで、昼食は鱒定食を楽しみました。鱒のフライ、から揚げ、塩焼き。川魚のクセもなく、おいしかった
ですね。デザートには店の方から梨をサービスしていただきました。ごちそうさま。
ここの養鱒場には鱒の釣り堀も併設されています。となると、鱒釣りにチャレンジするしかあるめえ。事前にその計画を
話したときの反応は、「いまひとつ」の感じでしたね。それはさておき、なにごとも経験。さあ行こう。さっそくエサの
ダンゴを針につけて釣り糸を思い思いにたらしました。障害者の方もいっしょに竿を握っています。しばらくすると、
「釣れた!」の歓声。竿を伝って感じる魚の引く感覚、これぞ釣りの醍醐味です。終わってみれば釣果は合計12匹。
たくさん釣ったにわか名人もいましたし、多くの人に釣りの楽しさを初体験してもらえました。巨大な鯉が針にかかる
ハプニングもあり、ワーワーキャーキャーの楽しいひとときでした。
帰り道に道の駅「おふく」でお土産も買い、一路、車は北九州へ。途中で雨に降られたりもしましたが、無事にすべての
予定をこなせました。皆さんお疲れ様、そしてお互いに、ありがとうございました。楽しい旅になりました。とくに二日間
ひとりで車を運転していただいた花田さん、ありがとうございました。解散のミーティングもとき「来年もお願い」なんて
声も上がっておりました。さて、来年はどこに旅しましょうか。お楽しみにぃー!
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