|
|
・日時
|
平成24年 5月28日〜29日
|
・参加者
|
14名 (うち障がい者4名、子ども0名)
|
・天候
|
雨
|
・コース
|
直方・田丸さん宅(8:00) → 日田・サッポロビール工場(10:15) →
万年山・吉武台牧場駐車場、昼食(12:40〜13:20) →
万年山のミヤマキリシマを訪ねる(13:20〜14:15) →
折戸温泉・「つきのほたる」(15:30)・・・宿泊
「つきのほたる」出発(10:15) → 直方(12:30)
|
|
雨、雨、雨・・・。天気予報が悪く1週間も前から、「ひょっとしたら」と案じておりました。それが不運にも現実のものに。二日続きの雨とは思いも
しませんでしたが。しかし強烈な台風2号がいっしょとあっては、この荒天もいたしかたないかもしれません。
実は私、1週間前にもある行事で雨にたたられまして、2週連続での災難ということになります。同じ経験をした仲間があと二人。どうやらこの辺が
雨男かも、なんて恐縮しております、ハイ。
ということで、こんな雨ではとても万年山には登れません。どう時間をつぶしたものか。普通は悩むところですが、すぐに日田のサッポロビール園に直行!
と決定。いかに「飲んべえ」が多いかということであります。
山登りというブレーキがなくなったせいか、マイクロバスの中は一気に宴会気分に突入です。「プシュッ、プシュッ」。缶ビールにチュウハイ、飲めない人は
ジュースやコーヒー。缶が次々にあけられます。飲めば飲むほどみんな快調。会話もはずみ、車内のまあ騒々しいこと。少々アブナイ話も飛び交って
いたようですが、これもご愛嬌。いい酒のサカナではありました。
ほろよい機嫌になったころ、うまいことバスはサッポロビールに到着。これからは二次会気分です。いつもながらタダのビールはうまい。難をいえば時間が
短い。いや、2杯も飲んで文句をいうな!、ですね。工場見学できれいなお嬢さんが説明してくれたこと、覚えていますか?なはずないか。でも「ここはキリンビール?
アサヒ?」なんて聞いてはいけません、ジャッカルさん。(聞かなくてよかったね)
アサヒビール、じゃない、サッポロビールを後にしてバスは万年山へ。せめてミヤマキリシマだけでも見に行こう、ということになりまして。昼食をすませ、
バスを飛び出しいざ出発。雨は相変わらず激しく路面を叩き、みんな完全武装です。この雨におじけづいた方も何人か・・・。
雨に打たれながら、苦労してたどりついたミヤマキリシマは、きれいだった。この花の前では、みんな日本晴れの笑顔でした。雨に煙るミヤマキリシマの群落。
こんなことでもなければ、見ることはないだろうなあ。多分間違いなしに一生に一度の経験のはず。そう思えばなんか得した気分でもありました。
今宵の宿、「つきのほたる」には早めのご到着。交代でさっそく風呂へ、いや温泉へ。それにしても秘湯の雰囲気のひなびた温泉でした。湯もやわらかくて
よかったね。女湯には近所の夫婦づれが先客で入っていたそうな。生活臭もしみこんだ田舎の温泉です。それにしても小さな建物なのに、「折戸温泉」の看板が
四つも五つもかかっていたけど、なぜだろう。「考え出したら夜も眠れない」なんて古いジョーク。
夕食も、ドジョウのから揚げやらだご汁やら、めずらしいものもあっておいしかったですね。飲んで食ってしゃべって、最高に楽しい夜となりました。
また女性陣にとっては、上げ膳下げ膳の幸せな食事でもあったでしょう。かくして宴は何時まで続いたやら。
一夜あけても雨は降りやまず。はたして今日のスケジュールをどうしたものやら。この雨ではアウトドアの活動はとてもムリ。みんなで相談しましたが、
とりあえず青の洞門で土産物でも買って、あとはどうやら直方に直行が大勢のようでした。
こうして麗谷トレッキングもタンデム自転車でのサイクリングも、はかなくも夢のように消えてしまいました。じつはこのふたつ、去年八面山を計画したときも、
翌日のスケジュールに考えていました。去年は八面山自体が流れ、そして今年です。どうも例の湯川山のように、「やまぼうしの会」との相性がよくないようです。
タンデム自転車を楽しみにしていた人がいたようですが残念でした。
雨とずっと道づれの二日間の旅は終わりました。終わってみれば、思い残すことがないくらい、飲んだり食べたりできて楽しい旅でしたね。自然派の皆さんに
とって、「籠の鳥」の二日間はストレスがたまったかもしれません。でもものは考えよう。その分、日頃はあまり話せない人とも存分に話せて、その人となりに
ふれることもできたでしょう。そしてなにより、後々までずっと記憶に残る旅となることでしょう。
今こうして旅の写真を振り返ってみると、多くがインドアの写真です。外をほとんど歩いていないので当たり前ですが。でもそれでは「やまぼうし」の本当の
良さがあまり出ないようです。「やはり野に置けやまぼうし」といったところでしょうか。
|
|
|
|