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石峰山集合写真
石峰山登山(302.4m)
・日時 平成31年 4月21日
・参加者 16名
(うち障がい者4名、子ども0名)
・天候 晴れ
・コース 直方・国土交通省下河川敷駐車場(8:35) → 高塔山公園駐車場(9:40) →
登山開始(10:00) → 石峰山山頂・昼食(11:40〜12:30) →
下山開始(12:35) →  高塔山公園駐車場(14:00) → 直方
春らしいというか、初夏らしいというか、気持ちのいい登山日和に恵まれました。3月の例会に続いての好天。今年はなかなかいい滑り出しですね。ただ最高気温が20度を 超えるそうですから、暑く感じるかもしれません。そして、なにより忘れてならないのは、今回の例会は、記念すべき平成最後の例会ということですね。

石峰山は、途中で1回雨で流れて、実に15年ぶりの再訪ということになります。そのときいっしょに登った会員は少なくなりました。実質的にいえば、みんなが 初めての石峰山といってもいいかもしれません。

直方をほぼ定刻に出発し、若松・高塔山公園へ車を走らせます。ここで現地集合の方と合流します。登山支度もすませ、いつもどおり、顔合わせと準備体操を行い、 山頂をめざして、出発!ということになります。ただ、今回の例会は「いつもどおり」がちょっと違いました。体験参加の方がいらっしゃいました。北九州市で 視覚障害者の方たちからの相談を受けたり、いろんな訓練などをされている女性です。ご本人にも自己紹介をしていただきました。

予定どおり、10時、登山開始しました。まず青空に浮かぶ姿が特徴的で美しい仏舎利塔に立ち寄っていきましょう。インドのネール首相から贈られたもので、戦没者の慰霊 などもしているそうです。塔内に入り、思い思いに手を合わせてから、ふたたび山頂をめざします。洞海湾を見下ろすように広がる高塔霊園の中の坂道を登ります。日差しが 暑い。ほどなく道は木立の中に入ります。ただ、道は舗装されていて、街中を歩く気分で、気持ちよく歩けました。

樹林に入って15分も進んだでしょうか。道に車止めがあり、ここからが本格的な山道になります。といっても、だらだら上りで、道幅は広く、歩きにくい場所もありません。なにせこの道は、 玄海自然歩道の名前がついています。少し進むと今度は、藤の木別れまで、一気の下り坂になります。このあたりでは、体験参加の女性に、もうガイドの体験をして いただきました。それだけルートのコンディションがよかったということですね。

藤の木別れを過ぎると一転、山頂まで急な上り坂が続きます。本日の正念場ということです。ここまで早いペースで歩いてきました。のんびりいきましょう。 というけれど、先頭を行く那須さんのペースは落ちないなあ。快調です。みんなもそれに引っ張られる。そんな中、「健康峠」と書かれた札が道の上にぶらさがって いました。その横には「気は長く心は丸く腹立てず、口つつしめば命長かれ」なる札も。そのほかにも、なるほどと思わせる札もかかっていて、にやりと納得、元気も 回復しましたね。

道が竹林の中に入ってきました。そういえば下の方で、堀りあげたタケノコを持った人と行き違ったなあ。どこかにタケノコが生えていないかなあ。そんな目で歩いて いると、ときどきありました。道の端に姿を現したばかりのタケノコが。でもまったく道具なしでは、採ることはかないませんでした。残念でしたー。

だんだん山頂が近くなってきます。上り坂はますますきつく、なおかつ、大小の岩が露出した歩きにくい道に変わります。みんな頑張って、ゆっくり、ゆっくり、登って いきます。ふと見ると木の幹に、アゴニー坂(agony坂)と書かれた紙が巻かれています。agonyは日本語になおせば「苦痛」。その苦しさにアゴを出す、ということに ひっかけたシャレですね。だれが考えたか、おもしろいですね。そんな「苦痛」に耐えて、山頂をめざし進みました。

明るい太陽のもとに飛び出して、山頂に到着です。時刻は11時40分。予定より20分も早く着きました。山頂標識のまわりで集合写真におさまった後、さっそく 昼食です。皿倉山や洞海湾が見渡せる山頂広場の隅にある、大きな正方形の台に座ったり、そのまわりにシートを広げたりして、みんな思い思いに弁当をを広げます。 その中で、豚汁作りも始まります。日差しはありましたが、それほど暑さは感じませんでした。弁当や豚汁を口に運びながら、いろんな楽しい話題が飛び交って おりました。

12時半過ぎ。ゆっくりのんびり、昼食時間をすごしたところで、そろそろ下山を始めましょう。上りと同じ道を引き返します。いきなり、本日のルートの中で一番の難所が 待ち構えています。急な下り坂に加え露出した岩。枯葉が積もったところは滑りやすい。こんな悪条件にもかかわらず、那須さんを先頭にすいすい下っていきます。 あとからついていくのが苦しいくらい。事前にまわりが心配していたのはなんだったんだろう。そう感じるくらいあっけなく、藤の木別れまで下りきりました。

これからは、いったん登り返して、あとは駐車場まで下り道が続きます。足元は歩きやすいし、おしゃべりも全開で絶えることもなし。楽しい下山でしたね。ただ、高塔 霊園から先は、上りで寄った仏舎利塔を巻くように延びる住宅街の道を歩いたので、ずいぶん遠回りになりました。上り坂は歩かずにすんだけれど。かくして、14時ころ、 駐車場に帰り着きました。

若松まで来たからには、ということで、その足で高塔山公園に展望台に向かいました。眼下に広がる若松の街並みと朱塗りの若戸大橋。その向こうには戸畑の工場群が 望めます。しばし絶景を楽しんでから、みんなでカメラにおさまり、駐車場に引き返しました。

みなさん、今日の例会の感想はいかがでしたか?登り始めてから帰ってくるまで、ずっと青空でしたし、もっと暑くなるかと思っていました。しかし、夏の晴天ではなく、 やはり春のそれでした。登山中は涼しい風もときどき感じました。道も歩きやすかったし、気持ちよい汗を流した、最高の山登りだったのではありませんか。先月の 御所ケ岳がきつかっただけに、なおさらに。

最後に、今日参加されなっかた方を含めて、みなさんにうれしい報告です。駐車場に戻ってから、体験参加の方から入会するとの意思表示がありました。小倉南区に お住まいだそうで、距離的にきびしい面もあるかもしれませんが、いっしょにできるだけ多く、アウトドアの活動を楽しめたらと思います。
まず準備体操で身体をほぐして 山頂めざし元気よく出発!! 仏舎利塔に寄り、何をお願い?
仏舎利塔から下る階段で足慣らし 樹林の中の玄海遊歩道に入る 冷たく甘いゼリーで糖分補給中
早くもガイドの実戦練習です 後半のきびしい上りに挑んでいます この筍、どう掘るか思案投げ首中
急な上りの中の息抜きのひととき 山頂は近い、あとひとふんばりです 山頂の横に出て笑みがこぼれる
山頂から皿倉山や洞海湾を望む 思い思いの場所に座り楽しい昼食 岩の間を足元を確かめ慎重に下る
頑張れ、急な下りはもうすぐ終わり 高塔山公園の展望台でひと休み 若松市街と若戸大橋の眺め

 
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