|
|
・日時
|
平成22年11月21日
|
・参加者
|
17名 (うち障がい者5名、子ども0名)
|
・天候
|
晴れ
|
・コース
|
直方・国土交通省下駐車場(9:10) → 三日月霊園駐車場(10:05)
→登山口(10:35) →山頂・昼食(11:40〜13:10)
→ 三日月霊園駐車場(14:35)→
みかん狩り・船越農園(15:10〜15:45) → 直方
|
|
三日月山は会が生まれて間もない11年前、平成11年12月に登った思い出深い山です。とはいえ人の記憶は移ろいやすいもの。今では数少なくなった
当時の参加者の記憶は大勢としては不確か。その中で一致して出てくるのが、冬の風が吹きぬけた山頂の寒さ、そしてブルーシートで寒さよけをしながら
食べた昼食でした。
確かに下見のときも吹きさらしの山頂は寒かった。それで参加者には防寒対策を忘れぬよう、口が酸っぱくなるほど注意していました。HPの予定には
「晩秋の気持ちのよい日」になればいいなと、はかない願いを記しておりましたが。それがそれが・・・・。皆さんの行いがいいのでしょう。まさに
そのとおりの天気になってくれました。
三日月霊園駐車場のすぐ横の登山口から登りはじめました。この登りのコースは前回とは違うルートのようです。今回の登山には、足首の骨折から3年半ぶりに
山に復帰した澄ちゃんが参加しています。その澄ちゃんが先頭です。本人としては「山への挑戦」の決意の陰に、不安も抱えながらのスタートだった
はずです。
コースは最初こそなだらかな登りでしたが、すぐに目の前に圧倒されるような急登が立ちはだかりました。木の根のむき出したところも多く、足元も不安定です。
300mに満たない低山とはいえ、この坂からいえばりっぱな一人前?の山です。みんな歯を食いしばって登っていましたね。この登りが一段落するなだらかな
ところまで、「ちょっとこの先」「もうすぐ」といいつつ、その時間のなんと長かったことか。
この坂を過ぎれば頂上直下が少し急なくらいで、後はもうたいした難所はありません。それにしても登り始めてからずっと、いっときも絶えることなく、
黄色い声や笑い声が聞こえておりました。よくもそんなに話が続くねえ、登りがきつくはないの?みなさんタフだねえ。それともヤセガマンだったの?
こんな騒ぎは下山するまで続いたのであります。ああ、耳まで疲れる例会だった。
そうこうするうちに、1時間少しで山頂に到着しました。誰ひとり遅れることなく、予定より早いくらいの到着です。山頂は心配した風もなく、寒さも感じず
快適でした。11年前のことが嘘のよう。ただ絶景であるはずの山頂からの眺めが、もやにかすんでイマイチだったのが残念。秋晴れだったのに、どうして?
黄砂というニュースも聞かなかったのに。
山頂でいただいた豚汁はおいしかった。やっぱり、汗を流したあとはこれだねえ。大きなブタバラのかたまりをほおばりながら、みんな至福のときを過ごして
おりました。買出しと下ごしらえをしていただいたみなさん、山頂で作っていただいたみなさん、ありがとうございました。おかわりでいただいた白菜だけの
豚汁もヘルシーでオツな味がしましたよ、はい。
下りは別のルートでおりました。どうもこちらが11年前に使った道のようです。ただこちらは立花山との分岐までの道が、急な下りに加えて、大小さまざまの
岩がむき出しの難路。捻挫などの事故が起こらないか心配しました。しかし心配ご無用。ガイドする方、される方、絶妙のコンビネーションで難なくここを
クリアしました。
こうして2時半すぎ、下山完了。騒がしくも楽しかった三日月山登山も終わりました。澄ちゃんも頑張りとおして、復帰戦を飾ってくれました。これで自信が
ついたことでしょう。翌日に様子を聞いてみたら、旦那いわく。「オレよりもピンピンしている」。那須さんも登りの急坂こそ少し息があがっていましたが、
元気に登り終えましたね。
皆さんも大変お疲れ様でした。今年の山登りを締めるにふさわしい気持ちのいい例会となりました。
三日月山にお別れした後、みかん狩りに足をのばしました。6年前、立花山に登ったときに立ち寄ったみかん園です。あのときは子どもさんもたくさんいて、
にぎやかなものでしたが、今回はおとなのみかん狩りでしたね。最後にはちゃっかり焼き芋までサービスいただいて、話がはずんでおりました。
今回は福岡のガイドボランティアグループ「風車」の方お二人が同行されました。ガイドの仕方を参考にさせてほしいとのことでしたが、お役に
立てたでしょうか。なにかのヒントにでもなれば幸いです。
|
|
|
|