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地島・遠見山登山登山の集合写真
地島・遠見山登山(186m)
・日時 令和6年5月19日
・参加者 14名
(うち障がい者3名、子ども0名)
・天候 晴れ
・コース 直方国土交通省下河川敷駐車場 8:30 →
神湊港渡船ターミナル 9:10 → 
地島行き渡船発 10:05 →白浜渡船場着 10:30 →
登山開始 10:40 →山頂 11:50(昼食)〜 12:30 →
泊渡船場 13:20 →
神湊港渡船ターミナル行き渡船発 14:20 →
神湊港渡船ターミナル着 14:35 → 直方 15:45
3月、4月と、まるでその日を狙い撃ちしたかのような雨で中止となり、今日が今年初めての山登り例会です。空は抜けるような青空。神湊渡船ターミナルを出た船は、定刻どおり白浜渡船場に到着しました。

少し歩くと左手に鳥居が。さあ年初最初の恒例の安全祈願と行きたいが、本殿は長い階段を登った彼方です。となると会の若手ナンバーワンのマッチャンの出番です。彼が長い石段を駆け上がり、お賽銭を入れお参りするのに合わせて、他の年寄り、いや失礼、年配者たちは二礼、二拍手、一礼といきましょう。かくしてお参りが終わったら、簡単な顔合わせをすませ、山頂を目指して出発です。

今回の登山コースのほぼ中間までは舗装された一般道(県道)です。ルンルン気分で歩き始めたが、きつい上り坂が延々と続きます。加えて強い日差しが暑い。日陰を選んでちょっと休憩です。さっそく水分補給。エネルギー補給の飴も配られてひと息つきました。出迎えてくれた(?)ヘビを追い払って、不規則な階段をゆっくり登って、本格的な山道に入ります。

まずは左に大きく切れ落ちた、ヤッブツバキの群生の中を進みます。開花時期ならきれいだろうなと思いながら。いや今は、そんなことを考えている時ではない。慎重に一歩一歩進まないと滑り落ちるかも。登山靴でなく、運動靴で参加している方もいる。幸い、何事もなく無事にクリアできました。

ホッとする間もなく、今度は階段の道が待ち受けています。階段といっても普通のコンクリートの階段ではありません。廃プラスチックを原料として作った丸太状の物(プラウッド、擬木・ぎぼくというらしい)を、坂の勾配に合わせて杭で止めて並べ、擬木と擬木の間を土で平坦の埋めた階段です。当然、土の面より擬木の上端が少し飛び出ている訳で、足を上げる高さとしてはその分、段差が大きくなります。長年、雨にさらせれて土が流されれば、なおさらに。

こんな階段が山頂まで延々と続きます。勾配もきついし段差も大きい。みんなアゴを出しながらも、自分のペースで頑張って登りました。進んでいるうち、先頭の方から「着いたぞ!」の声。これにも助けられ何とか山頂到着です。時刻は12時ちょっと前。なんだ、案外早く着いたじゃない。

山頂に着いて度肝を抜かれました。山頂広場全体を、腰ほどまでの高さの雑草が埋め尽くし、歩くこともままならない。草を踏み分け何とか歩いて、みんなベンチに腰を下ろし、弁当を取り出しました。

さっそく、副食の鶏団子卵スープ作りが始まります。疲れなど感じさせない手際のよさで。しばらくすると完成しました。汗で渇いた喉に卵スープが吸い込まれる。鶏団子もおいしかった。買い出しから下ごしらえに、当日の調理。本当にありがとうございました。

遠見山山頂には、沖ノ島展望台の標識も立っています。我が物顔の雑草も問題ですが、はるか先の沖ノ島を探そうにも、眼前に伸びる木の葉が視界を遮り、すぐ下の海さえ見えません。世界遺産、沖ノ島を人々が遥拝するための神聖な場所なのに。管理担当機関にはしっかりと管理してほしいですね。

弁当も食べお腹もいっぱいになり、そろそろ下山の準備にかかったところで、「集合写真の撮影は?」の声。おっと、いけない。息も絶え絶えに山頂に着いたことに加え、雑草の出迎えに仰天して、すっかり忘れていました。山頂で写真に収まるのが常道ですが、しかし、山頂がこんな状態ではと、下の大敷展望台でということになりました。しかしそこも雑草天国で、みんなで雑草を踏み倒して撮影したのが冒頭の写真です。

さあ下山を開始しましょう。下り始めて少しは歩きやすい山道でしたが、すぐに下り階段が待っていました。それも勾配が45度を超えていそうな急な下りが。急坂なせいか擬木と擬木の間の土の流れも多いようです。激しいところでは、姿全体を現した擬木が通せんぼをしているようなところも。擬木にけつまずいたりなどして転倒したら、どこまでも転げ落ちそうです。正直、恐怖を感じました。階段の下りを終え、ほぼ平坦な舗装道路に出たときは、心底、安心しましたね。

泊渡船場近くの厳島神社で、もう一度マッチャンに活躍してもらって安全祈願をしました。というか、あの急な下り階段を、みんな無事にクリアできたことへのお礼でもあったと思います。港には船の出航1時間前くらいに着きました。休憩室や船の待合室でのんびり時間つぶしです。魚釣りで来た人も多かったです。船は定刻通り泊渡船場を出航し無事、神湊渡船ターミナルに着きました。

それにしても、いろいろあった例会でした。現地集合の方たちもいらっしゃるので、ここで解散です。みなさん、お疲れ様でした。足腰、膝は大丈夫でしたか?ちょっと心配ですね。
最後にひとこと。文中で強調した階段の道は、個人的には歩くのが精一杯で、みなさんの奮戦ぶりをカメラで撮影できませんでした。なにとぞお許しを。
行きの船内、満室状態でした 波静かにして船は地島目指し驀進中 階段を駆け上がる若者一人
お賽銭は任せ、皆は下で安全祈願 日差しが暑い!日陰でしばしひと休み 階段を登りここから本格的な山道へ
急な階段の道の少し手前です お抱えシェフたちが頑張っています 雑草と木の葉で無残な沖ノ島展望台
急な下り階段を慎重に下りています 長い急坂もここでやっと終わりです 苦しみから解放されほっと一息の図
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