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・日時
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平成28年 3月20日
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・参加者
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16名 (うち障がい者4名、子ども0名)
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・天候
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晴れ
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・コース
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福智町赤池支所駐車場 8:30 →
赤池支所出発 8:35 → 若八幡神社で安全祈願 →
円陣の滝桜公園駐車場 9:30 → 登山開始 10:00 →
牛斬山山頂(昼食)12:00〜13:10 →
下山開始 13:15 → 円陣の滝桜公園駐車場 15:00 →
赤池 15:45)
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今年最初の山登り例会です。みなさん、待ちくたびれましたね。そんな我々の気持ちに応えるように、すがすがしい青空が迎えてくれました。集合場所に集まったみんなの
笑顔も朝日に輝いています。
牛斬山に向かう途中、夏吉の若八幡神社で今年の安全を神様にお願いしました。ちょうど参道の掃除をされていた神職(と思うけど)のご婦人に、思いもかけずお祓いまで
していただきました。今年は春から縁起がいいぞ。この好天といい、最高の例会スタートとなりました。
登山口の桜公園駐車場に着いて、一瞬ヒヤリ。ここの駐車場は狭いけど、桜の季節には少し早いし、駐車できないこともなかろうと思っていました。ところが、その桜を
愛する地元の方たちが、刈り払い機で草刈りの真っ最中。駐車場は軽トラで、すし詰め状態でした。それでもなんとか全員車を停めることができ、ほっとひといきの一幕で
ありました。
今にも咲きそうな桜の木の下で、顔合わせ、会長のひとこと、準備体操と型どおり進んで、さあ山頂めざして出発です。風もなく、寒さは感じません。天気はいいし、
気持ちのいい山旅になりそうです。山道に入ってすぐ、公園の名にもなった円陣の滝が迎えてくれます。岩を滑り落ちる水音が耳にやさしい。
しかし、このやさしいはずのせせらぎは、このすぐあと我々を大いに苦しめてくれました。今日の難所のひとつ、瀬渡りです。水流もそこそこある。跳び越える小岩の
間隔や段差も、小さくない。足を踏み外したら、水濡れはもちろん怪我もしかねません。それこそ障害者の方ひとりに、二人、三人ががり。手を貸し、声をかけながら
なんとか全員無事に渡り終えました。ふーっ、とみんな一息。もちろんこの瀬渡りは、下山のときも苦労しました。でも無事にこれをクリアして、結果として、いい思い出に
なったということかもしれませんね。
明るい林道歩きを少し挟んで、ふたたび山道へ。樹林の中の道はやや薄暗く、勾配もやや急なところも多くあります。久しぶりの山で息も上がったでしょう。もらった
お菓子でエネルギーを補給したり、休憩を入れたりしながら山頂をめざしました。救いは足元が悪くなかったこと。前々日から前日と、小雨ながらも降り続いたはずなのに、
路面の様子からは影響が感じられませんでした。これこそ森林というか木々というか、その保水力の証しなんでしょう。降った雨は少しずつ地面に浸み込んで
いくんですね。あえぎながらも、山頂への道はなお続きます。
薄暗く長い林を抜けると、福智山への分岐だった。このくだりは、川端康成の「雪国」の出だしの真似ですよ。暗さになれた目に春の光がまぶしい。ここまで登れば、
山頂はもうすぐそこ。しかし山頂のすぐ下には急登が待ちかまえています。しかしみんな馬力は温存していたようで、それほど苦労もせずに登り終えました。山頂到着、12時。
約2時間の登りでした。
さっそく特製の豚汁作りが始まります。そういえば、いつかの牛斬山登山で枯れ草にちょっぴり飛び火して、ヒヤッとしましたね。風向きには気をつけて!まだ寒さが残る
時期、具だくさんの暖かい豚汁はおいしかったですね。初物のつくしの卵とじもみんなに配られました。これでみんな寿命が75日ばかり延びたかな。そして何よりの
おもてなしは天からの贈り物。暖かな日差しに、風もなし。空気も澄み切って福智山もはっきり見通せる。食べ終えておしゃべりに熱中する人。昼寝を決め込む人。
人それぞれになにやかやと、最高の昼食タイムとなりました。
1時過ぎ、身支度を整えて下山を開始しました。まず山頂直下の急な下りが要注意です。直前の二日続きの雨で、ここが滑りやすくないか心配していました。しかしそれは
杞憂だったようで、思ったほどは苦労せずにこの難所をクリアしました。日当たりのいい急坂なので、日頃から極端にほ路面は湿らないのかな。
福智山への分岐まで下った後は、上りとは違うルートを取り、採銅所方面に向かいます。明るい日の光の下から薄いぐらい林の中へ。とたんに冷たい風がまわりを
吹き抜けます。思わず、「冷蔵庫の中に入ったよう」という声も聞こえました。でもすぐに風にも身体がなれる。やや急な下りも滑りやすさは感じない。少し下ると
林道に出会いました。ここは採銅所方面と朝登りはじめた円陣の滝方面との分岐点です。当然のことながら、我々の車が待っている方へ下りましょう。
これから先は登山口の近くまで林道歩きです。ガイドされる方もする方も、足元の心配が一気になくなって、ルンルン気分。おしゃべりも全開です。よくもこれだけ
話のネタがあるもんだ。でもこんな道も気を使わないでいい分、単調だったかもしれませんね。なにか話していないと退屈する?まあこんな下山もたまには
いいでしょう。
ふもと近くの瀬渡りは朝と同じく、みんな大苦戦しました。いや足が疲れて固くなっている分、朝以上だったようです。苦労はしたものの何事もなく渡り終え、登山口に
帰り着いたのが15時頃。休憩もせずに下りたのに、案外時間がかかりました。上りより遠回りだったんですね。
みなさん、今月の山登りはいかがでしたか?今年最初の山にしてはちょっぴり高かったので、くたびれましたか?でも天気もよかったし、暑くも寒くもなしで、気分の
いい山旅だったでしょう。今年はずっとこんな快適な山登りが続くような予感がしませんか。
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