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・日時
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平成30年12月23日
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・参加者
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33名 (うち障がい者5名、子ども2名)
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・天候
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曇りのち雨
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・場所
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直方・もとどり荘
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今年の日本は、大阪北部や北海道の地震、相次いで襲来した台風、全国各地でのゲリラ豪雨による水害や山崩れ、まさに自然災害に明け暮れた1年だったと思います。
そんな中で、われわれの周りでは幸いにして、大した被害もなく年の瀬を迎えることができました。さあ今年の締めくくりの行事、恒例の忘年餅つき大会です。
餅つき大会は、前日の準備から始まります。準備そのものはもう定型化したワンパターンです。イオンでの買出しから始まり、もち米を研いで水に浸す。餅つき当日に
食べる雑煮やぜんざいの下ごしらえ。一方では臼や杵やせいろ蒸しの道具などの準備。そして、今年もまたまた、何の因果か・・・・餅つき当日は雨に降られそうです。
ならば、当日あわてるよりはと、今年も餅つき場所へのテント設営。加えて屋内に餅の丸め用のテーブルも準備しました。そんなこんなで、たくさん仕事が待っていました。
しかしみなさん手馴れたもので、11時すぎにはあらかた準備が終わりました。協力していただいたみなさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。
さて例会当日。雨はまだ降り始めてはいません。しかし、雨雲はどんどん近づいています。なるべく早く餅つきを始めたい。有志が30分ばかり早めに集まって、セイロ蒸しや
餅を丸める準備などにとりかかりました。おかげさまで、全員が集合して、顔合わせと集合写真の撮影が終わるとすぐに、餅つき本番に入ることができました。
今回の参加者は、老若男女をすべて含めて33名、久しぶりに大勢が集まっての餅つきとなりました。これから大忙しの一日が始まるわけで、心強いかぎりです。
この中には、郷端さんご夫妻に本浜さんの久しぶりの顔がありました。香川さんと岡野さんは、一泊旅行ですでに準会員みたいなもんですね。楠原さんの娘さんご夫妻も、
かわいいお孫さんを連れて、途中からの参加です。
9時半すぎ、餅つきのスタート。今年準備したもち米は、昨年より少々多めです。ということで、ひと臼の米の量を増やすために、セイロに米を満杯に入れて蒸す作戦も
取りました。皆が入れ替わり立ち替わり杵を手にします。視覚障害者の方たちも率先参加して。高松さん、楠原さん、吉田さんは臼の周りにいつも陣取っていましたね。
シンちゃんはお兄さんとコンビを組んでの餅つきです。会員最高齢の那須さんも、いつもどおりの気合いでがんばりました。健常者の方にも体調イマイチの方を除いて、
全員に餅つきをしてもらいました。
そんな中で、ひときわ頑張っていただいたのが、郷端さんのご主人でした。いったい何回杵を振るわれたのでしょうか。まわりの皆は誰しもが感心しきりでした。80歳を
超え、今なお会社勤めもされています。われわれもそんな元気にあやかりたいものですね。
米が次々に蒸しあがり、餅つきは順調に進んでいきます。やはり、10時ころには雨が降りはじめ、だんだん強くなっていきます。この雨は、餅つきが終わるまで上がる
ことはありませんでした。
餅つきといっても、杵を振る人だけが主役ではありません。その相方がいてこその餅つきです。その相方の重点指導を受けていたのが、松尾君。最初はひとつひとつの動作が
ぎこちない。一度は誰かさんに危うく、餅でなく自分の指を叩かれそうになりましたね。でもだんだんコツをつかんだようですね。最後の方には、ずいぶん手慣れた感じに
なっていました。「まあ、仮免許くらいだな」なんて声もかかっていましたが。来年は本試験ですから、覚えたワザを忘れないでくださいね。実技だけでなく、学科試験も
あるそうです(これは冗談)。
餅がどんどんつき上がれば、それを受ける餅を丸める方も、パックに詰める方も大変です。しかしこちらは皆さん手慣れたもので、スイスイとさばいていきます。スイスイと
いえば、例年苦労してきた餅切り機の方は、今年は至極順調だったようですね。もちろん、ハンドルを回す方はくたびれるし、出てくる餅を切るのも経験が必要ですが、息も
バッチリ合っていました。来年もこの調子で頼みますよ。
餅つきでのお楽しみは、やはりつきたてのお餅をいろんな形で口にすることです。今年もおいしくいただくことができました。酢もちに始まり、ほどよく塩気のきいたおこわ。
そろそろ腹の虫が騒ぎ始めたころには雑煮ができあがり、ちょっと手の空いた人たちがお椀片手に集まってきます。最後は餅つきも終わった後のぜんざい、甘さが疲れた
身体に沁み渡りました。これが締めかと思いきや、会長特製のデザート、栗の渋皮煮も出てきました。みんな満腹、満腹。満足、満足です。今年も視覚障害者の方たちから、
みかんの差し入れをしていただきましたが、これは食べきれないので、皆さんのお土産にさせていただきました。ありがとうございました。
今年もシンちゃんのお姉さんが参加されました。体調もあまりすぐれない中、ヨモギをたくさん準備していただきました。これはイの一番に餅つきをして、皆さん全員の
おみやげのパックに詰めさせていただきました。ヨモギ餅を食べて、お姉さんのやさしい気持ちをしっかりと味わって下さい。
かくして皆ががんばったおかげで、全部の米をつきあげたのが1時少し前。大変お疲れ様でした。でもまだ大切な仕事が残っています。最後の後片付けです。立つ鳥、後を
濁さず。手分けして、というか、各自が思い思いの仕事をして、スピーディーに片付けることができました。難物だったのは、1日中我々を雨から守ってくれたテントの
撤収でした。雨の降る中、テントの解体は男たちの力仕事で行い、有志の方も同行して花公園へ返却しました。全員のみなさんに、最後まで積極的に協力して
いただきました。大変ありがとうございました。これぞ「やまぼうしの会」の団結力ですね。
今年も参加者のおみやげとしてお渡しした後の残りの餅は、希望者の方に買い上げていただきました。ありがとうございました。来年は会の創立20周年を迎えますし、
会の運営資金として有効に活用させていただきます。
ちょっと雨に降られましたが、それはそれで思い出に残る気持ちのいい楽しい餅つきになりました。みなさん、満足いただけましたか。お疲れ様でした。では、
ご家族の皆様ともども、いいお年をお迎え下さい。そして来年2月、総会・親睦会で元気な顔で再会しましょう。
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