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福智山登山の集合写真
福智山登山(900.8m)
・日時 平成29年 5月21日
・参加者 13名
(うち障がい者3名、子ども0名)
・天候 晴れ
・コース 福智山ダム登山口駐車場 7:30 →
登山開始 7:45 → 薙野小屋 8:30 →
上野越え 9:20 →
福智山山頂(昼食 10:40〜11:50) →
上野越え 12:50 → 薙野小屋 13:50 →
福智山ダム登山口駐車場 14:30(解散)
初夏5月。3、4月に続いてすばらしい青空が我々を迎えてくれました。今月は、毎年我々が目標としてきた山、福智山登山です。この好天も味方にして、がんばって山頂をめざします。

早朝7時30分。福智山ダム駐車場に仲間が集まってきました。そんな彼らの胸中を去来するものは?体力面の低下やら、日ごろの運動不足やらで、福智山の高い頂きに果たして立てるのか?。そんな不安の声もそこここから聞こえてきたようです。

いつもどおり、顔合わせ、準備体操とすませ、定刻7時45分、登山開始しました。今年も体力温存のため、薙野小屋までは林道を登ることにします。とはいえ、障害の多い山道による体力の消耗はないものの、歩く距離は長くなるし、勾配も相当にきつい。そんな中、みんなの足取りは予定以上のハイペースです。なんと薙野小屋には45分で到着しました。ここでちょっと、ひと休み。

これからが本格的な山道になります。急坂のうえに、気の根が縦横にで這い、ガレ場もいたるところに。階段に、岩の段差も待ちかまえています。おまけに、風がほとんどなく、汗がとめどなく吹き出てきます。ときどき、給水のための休憩を入れながら進みましたが、それでも、いつもより速いペースが続きました。ときどき、後ろの方から女性軍の甲高い笑い声も聞こえてきます。みんな元気ですねえ。上野越えに着いたのは、登りはじめて1時間半ばかりが経過したころでした。ここで長めの休憩。でも、ここまで来たら、もうこれから先への不安の声は、どこからも聞こえてきませんでした。

ひと息ついて、元気も少しは回復したことでしょう。気合を入れなおして、山頂に向かいましょう。ガレ場は少なくなりますが、相変わらず急な上りが続きます。少しずつ山頂に近づくことを感じて、別のエネルギーが沸いてくるのか、ペースはほとんど落ちないようです。水場を過ぎ、木立を抜けると、まばゆいばかりの初夏の太陽が降り注ぐ。そんな中、福智山の山頂が見えた。見えたぞー。

これから山頂までの、クマザサの中の急な上りには苦しみましたね。喘ぐように少しずつ、一歩一歩。もう少しですよ。でも山頂がとても遠く感じる。かんばれ!がんばれ!がんばる!がんばる!そして、「登ったぞー!」。登山口からほぼ3時間で山頂に到着しました。ずいぶん早かったですね。山頂に立った皆さんの笑顔は最高でした。

絶好の登山シーズン、好天の日曜日とあって山頂は大賑わいでした。山ガールたちの姿も多く、いつもより華やかな雰囲気も漂っておりました。そんな中、集合写真におさまった後は、おまちかねの昼食です。さっそく、中華スープ作りが始まります。待つことしばし。ほどなくできあがりました。おいしかったですね。ところで、フカヒレ入りのスープだったはずですが、フカヒレはどこに隠れたんでしょう。春雨にまぎれたかな。ともあれ、吹き抜ける涼しい風、360度の眺めも加わって、最高の昼食タイムとなりました。

1時間ばかり山頂の雰囲気を楽しんだ後、下山を開始しました。時間はなんと12時少し前。こんなことは、予想だにしていませんでした。下りは体力的には上りより楽なはずですが、福智山は一筋縄ではいかない。足を滑らせたり、浮き石にバランスを崩したりで、転んだ人も・・・・。恥ずかしながら、私も何回か。膝に問題を抱えた身体には、急なガレ場や赤土の下りは難物のようで。とはいうものの、他の皆さんはスイスイと(とまではいかないかな)、下り道を歩いていました。とはいえ、薙野小屋に帰り着いてほっとひと息、という方も多かったかもしれませんね。

それから先は朝と同じく、林道歩きです。それも下りですから、誰もがそれまでの緊張から開放されて、おしゃべりも全開となるのは当然の成り行き。のんびり、気ままに駐車場に歩を進めました。こうして駐車場に戻ったのが14時半ころ。往復ほぼ7時間の山旅でした。ちょっとペースが速すぎましたね。次にまた登るときは、もう少し、のんびりと福智山を楽しみましょう。ところで、我々が登山口に帰りついたとき、なんとパトカーが「お出迎え」?。上空を県警のヘリが、何かを探すかのように飛びまわっていました。遭難?凶悪犯が逃げ込んだ?勝手な推理が飛び交っていましたが、いったいなんだったのでしょう。翌日の新聞にそれらしい記事は見つかりませんでした。

かくして、今年の福智山登山は予想以上に順調に終わりました。登る前は、人それぞれに不安もあったことでしょう。終わって見ればそれの裏返しで、目標を達成した充足感、安心感が、駐車場でのひとこと、ひとことに滲んでいました。「みんながんばりましたね」「よかったですね」「また来年も登れたらいいですね」。初参加の吉田さん、感想はいかがでしたか?上りも下りも、スイスイと歩いていましたね。次は奥さんといっしょの参加をお待ちしています。
昇る朝日をバックにまずは準備体操 元気一杯、山頂めざして出発です 身体慣らし?を兼ねて、林道歩きから
きつい山旅のお供に甘い物の配給中 気持ちよく歩くうちに薙野小屋に到着 ここから本格的な山道が始まります
おしゃべりとどまるを知らず美女4人組 上野越えでしばし休憩、まだ先は長い 急な上りに息も上がる、汗も吹き出る
山頂に立ち、こぼれる笑顔にVサイン さっそく中華スープ作りの準備中です 青空と眼下に広がるすばらしい眺め
ただいま特製のコーラを飲んでいます いつもながら山頂での食事は最高です 何を語り合うや、食後のひととき
上りで苦しんだクマザサの道を下山中 下りは下りでまた厳しい福智山です 薙野小屋に着き、ほっとひと息の図
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