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・日時
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平成29年3月19日
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・参加者
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12名 (うち障がい者2名、子ども0名)
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・天候
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晴れ
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・コース
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遠賀川河川敷 9:00 → 伊野皇太神宮駐車場 9:40 →
登山開始 10:10 → 伊野皇太神宮で安全祈願10:15 →
登山開始 10:20 →遠見岳山頂(昼食)11:30〜12:35 →
下山開始 12:40 →伊野皇太神宮駐車場 13:35 →
遠賀川河川敷駐車場 14:35
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今年最初の山登り例会の日を迎えました。今年の滑り出しを祝うかのように、空は青く、気持ちよく晴れ上がっています。「今年ゃ、春から縁起がいいわい」と
いったところでしょうか。なにかきっと、いいことがありますよ、今年は、みなさん。ただ今回は、いろんな事情から参加者が少ないのが、ちょっぴりさびしいですが。
久山町の伊野皇太神宮の駐車場で、いつもどおり、顔合わせや準備体操をすませ、山頂をめざし出発しました。
まずは毎年恒例の行事から。伊野皇太神宮の神前で、今年1年の安全をお願いしていきましょう。この神社は伊勢神宮様式で造られた由緒正しい神社です。拝殿の
奥にある神殿にもお参りさせていただきました。これで、ご利益は間違いないところでしょう。20年ごとに遷宮も行われるようで、前回、神殿があった「古宮跡」に、
みなさん、納得の風情でありました。
参拝をすませ、神社の奥から山道に入ります。いきなり、人ひとりがやっとの狭い道。坂が急で、段差のある階段のところも。出だしから、いきなり試練がふりかかる、
といったところです。身体が暖まっておらず、息も上がります。ガイドする方も、される方も大変です。やっとこさ、尾根筋へたどりつきました。
尾根道からは、大体の山は、勾配も緩くなり気持ちよく歩けるものです。しかしこの山は違っていました。道幅が広くなるのはいいけれど、路面を木の根が縦横に走り回り、
おまけに急坂が続きます。ひと息つけるような緩やかな上りは、ごくわずか。そうしたところでは、天の助けと、救われた気分でしたねえ。適当に入れた休憩も
待ち遠しかったでしょうか。
山道の周囲は杉やヒノキの樹林帯です。花粉症に苦しむ人に追い討ちをかけます。山道の勾配が急なことは、予定でもお知らせしていましたが、みなさんの心づもり以上だったようです。
そんなわけで、いつものように、どこかからダジャレが聞こえてくることもありません。喘ぐ息づかいは聞こえるけれど、静かな山道でした。少人数のせいかな?
それともだれか、お騒がせの人がいなかったのかな?
上り続けてふと見ると、道のそばに「あと0.3km、15分」の標識。残り少ない(?)気力を奮いたたせます。ところが最後がまた急坂です。息を切らせつつ、一歩一歩、足を
運びます。と、前方上方の明るみに東屋らしき屋根が見えます。山頂だ!やっと着いた。
山頂は暖かい春の日差しが、いっぱい降り注いでいました。これもうれしい自然からのおもてなしです。集合写真におさまったあと、思い思いの場所に座り込んで、
昼食です。目の前に、何年か前に登った立花山。視界が少しかすんでいて、残念ながら壱岐の島影は見えませんでした。その左側には福岡の市街。こんな風景を眺めながらの
昼食は、おいしさも倍増ですね。おいしいといえば、東屋では、本日の美女3人組が、特製の豚汁作りに腕をふるっています。出来上がった豚汁を、みんな待ちかねたように、「うまい!」を連発しながら、
舌鼓を打っていました。食後のコーヒーも、ブラックやら甘いのやら、のんびりと味わいました。こうして、お腹もふくれ、ゆっくり休んで、元気も回復したことでしょう。
さあ、下山です。
木の根が走る急な下りは、滑りそうで、上り以上に神経を使います。後ろから重力に押され、足やら膝やらが、これでもかとばかりに痛めつけられます。それでも体力的には、
上りより楽だったんでしょう。余裕もでてきたシンチャンから、「この山は根っこダケ」のダジャレが飛び出しました。これ、「遠見岳」にひっかけたシャレのつもりです、
おわかり?
こうして尾根筋の下りをクリアしたものの、麓近くの細道の急な階段下りでは、やはりひと苦労しました。それでも駐車場に帰り着いてみれば、予定以上に早い
下山でした。終わってみれば、低山といえど、最初の例会にしては、少々こたえる山でしたね。たぶん、みなさんの実感もそんなところではなかったでしょうか。
直方に帰りついた後、有志で別の所に足を伸ばしました。福智山ろく花公園。以前、視覚障害者の方たちといっしょに苗木を植えた、匂い桜「春めき」が、きれいに
咲いているとのこと。すくすくと育ち、花もりっぱに咲かせた桜との1年ぶりの再会です。さっそく香りもかいで、感慨深い様子でした。はたして、どんな香りでしたか?
同行した女性たちの答えは、「桜餅の香り」でした。やっぱり、そう来るか。おしまい。
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