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・日時
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平成29年11月19日
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・参加者
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13名 (うち障がい者3名、子ども0名)
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・天候
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曇りときどき晴れ
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・コース
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直方・国土交通省下駐車場発 8:40 →
不動寺駐車場 9:30 → 登山開始 9:50 →
東屋 10:40 → 車道合流 10:50 →
湯川山山頂(昼食) 11:25〜12:10 →
下山開始 12:15 → パラグライダー場 12:20 →
不動寺駐車場 13:40 → 直方 14:30
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今年もあっという間に月日は流れて、今年最後の山登り例会の日を迎えました。気温はふるえるほど低く、やや強い風が吹きつけてきます。おまけにときおり、細かな雨も
混じる。まさに三重苦ですね。昨日のテレビは「明日は年の瀬並みの寒さ」といっていましたが、不幸にも的中してしまいました。こんな中、集合場所に集まってきた
みなさん。いつもなら車から出て、全員がそろうまで雑談に花が咲くところですが、今日ばかりは車の中に閉じこもり、寒さを避けていました。中には今日の例会
そのものがどうなるか、心配されていた人もいたようです。
直方を予定よりやや早く出発、登山のスタートとなる岡垣町の不動寺の駐車場に到着。準備体操、顔合わせとすませて、さっそく山頂めざして集発です。駐車場から遠望
できる、波津から三里松原にかけての海岸線には、冷たい北風を受けて白い波頭が立っていました。「こんな寒さになんか負けない、がんばろう」。
山道に入るといきなり厳しい上り坂の洗礼が待っていました。身体がまだほぐれていないので、さらにきつく感じる。それでも急激に負荷がかかったおかげで、
10分も登ったかというところで、こんな寒さにもかかわらず、身体が火照ってきました。最初の休憩がてら、しっかり固めた防寒態勢を思い思いに作り直しです。
おまけに、わずかながらお菓子の配給も。きつい山道に甘いものは欠かせませんね。
それにしてもこの山は階段の多い山でした。それも急な上りが。中にはまさに天まで届きそうな長い階段もありました。なんでも200何十段もあったとか。みんな
アゴを出しながら、登っていました。「ルートの中ごろから林道歩きで楽になる。」そんなことばに力をもらい、林道合流を今か今かと待ちながら。この山には7年前にも
登っていますが、このきつい急登を覚えていないという方も何人かいました。ということは、そのときは何ということもない上りだった。それだけ元気だったという
ことでしょうかね。
東屋でひと休みして、少し登ったところで林道と合流しました。勾配はそれなりに急なところもありますが、きつい階段登りから解放されて、みんなほっとひといきです。
おしゃべりも全開、大きな笑い声もあちこちから聞こえます。でもこの林道歩きも意外に長く感じました。気持ちもゆるみ、単調なウォーキングのせいでしょうか。
電波塔横を通りぬけ、最後の急坂を喘ぎながら登りきると、そこが湯川山山頂でした。山頂からはすぐ近くに地の島や宗像大島、そしてなによりはるか彼方に、今話題の
世界遺産の島、沖ノ島もおぼろげながらもはっきりと望めました。気温が下がり風も強くて、空気が澄んでいたからでしょう。この寒さも恩恵をもたらす面もあるという
ことですね。下見のときはまったく見えませんでしたが・・・。
集合写真におさまり、さあ昼食にしましょう。山頂は変わらず冷たい風が吹きぬけています。この分では予定していたパラグライダー場も同じことでしょう。どこで
食べるか近くを物色して回ります。山頂からわずか鐘崎側に下りたところが、まあまあ風も少なそうということで、そこに座り込むことにしました。
寒いときには暖かい汁物が一番。さっそく豚汁作りにとりかかりました。具沢山の豚汁で最高のごちそうでした。お替りをする人も多かったようです。最初にみんなに
配られた生姜湯も身体が暖まり、好評だったようです。一方で、いつもの例会では聞こえてきた、「プシュッ」という音は聞こえなかったようです。この寒さでは、
その気にならないよねえ。
それにしても、やはり寒い。ときどき風も抜けるし、木陰で日差しもありません。気がつけば吐く息も白い。昼食を食べ終えると、誰にいわれるでもなく、
自然発生的に下山の準備が始まりました。いつもなら、そろそろ下りようか、の声がかかってからですが。「早く暖かいところに戻りたい」、が正直な気持ちですね。
12時少し過ぎ、下山開始です。
下山を始めてすぐ、昼食場所に考えていたパラグライダー場にちょっと寄っていくことにしました。ところがそこは予想に反して、風はないし、日差しもあって絶好の
条件でした。うーん、世の中うまくいかないねえ。しばし最高の眺めを楽しんだあと、ちょっぴりいまいましい気分を抑えて、ふもとをめざしてあらためて出発
しました。
下りは不動寺の駐車場まで、ずっと林道を歩きました。上りで苦しんだ階段の続く山道を下りよう、という声は聞こえてきませんでした、やはり。足元に心配ない分、
ふもとに着くまでの1時間40分あまり、ずっと会話が会話がはずんでいました。日ごろの例会ではガイドしたり、されたりが大変で、話も途切れがちですが、そういった
面ではこの林道歩きもよかったですね。
直方出発から下山開始まで、寒さにふるえあがり、また上りの急な階段に苦しんだ例会でしたね。その分、後々まで記憶に残る登山になったのではないでしょうか。
来月は恒例のもちつきです。みんなで師走の1日を楽しみましょう。
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